もっとスープカレーを食べたかった
オクトラ所感
◇TRIANGLE STRATEGY
ノーマルで一周を終えた、35時間くらいだった
スクエニの懐古厨向けに完全新作を作る方式であるHD-2D作品のオクトパストラベラーに続く第二段となる
(スクエニのソシャゲディビジョンは信用してないので大陸の覇者は見なかった事にした)
なお、私はFFTは中盤のフリーバトルが難しすぎて3回挫折し、タクティクスオウガ運命の輪はレベル上げ嫌になって止めました、SLGのフリーバトルに耐性が無さすぎでは?
▽概要
オクトラはロマサガ3をブレイブリーでリメイクしました、みたいな旧スクウェア系RPGだった訳だが、今回はタクティクスオウガ好きな旧スクウェア系SLGという雰囲気で売り出された
FFTユーザーも狙えると思うが、この世界にクリスタルの救いは存在しない
▽シナリオ
商業豊かなグリンブルグ王国、酷寒の鉄と富国強兵で鳴らす帝国エスフロスト、砂漠で塩を独占する宗教国家ハイサンドの三大国、その三国によって30年に渡って続けられた塩と鉄を巡る塩鉄戦争
それがとうとう終わってしばし、友好の懸け橋となる新しく見つかった鉄鉱山の三国共同採掘計画
それに合わせて計画された未だ塩を独占する教国への牽制を目的とした、帝国の傍系の姫フレデリカと、王国の筆頭武家ウォルホートの一人息子、主人公セレノアの婚約から物語は始まる
▽システム(全体)
ウリとしているのは信念の天秤システム、仲間の意見が割れた時は秘伝の魔道具の信念の天秤を持って採決を取り、進む道を決めるウォルホートの伝統がマルチエンドの流れを担っている
信念の天秤に参加するのはセレノアを除くメインキャラの7名で、セレノアは投票権を持たず、投票権を持つ配下の皆を「説得」する事ができる。
説得には直前の街歩きで集めた情報や、普段のセレノアの言動によって形成された人格が重要となる
ゲーム中ではセレノアの信念と表現される人格パラメータがあり、それが規律、利益、自由の3種類となる、普段の言動と一致しない突撃論をかましても相手に響かない訳だ
後は戦闘マップをそのまま使った統一感のある見下ろしマップでの舞台劇、自由に歩いて村人と話せる探索パート、重すぎないフリーバトル、などでゲームは構成されている
▽システム(戦闘)
大雑把な要素としては
・キャラロストなし
・切り札あり(1マップの中で最大5ポイントの中から1~3ポイントの切り札を切れる)
・高低差強め
・挟んで追撃
・天候、地形あり(主に草地の炎上と雷撃伝播)
・敵が突出しない
・ターン経過でTP溜めてスキル発動
・経験値はアクション1個1個に振られるタイプ、フリー経験値とかクリア経験値はなし
・クイックセーブは無いが、全滅でも撤退でもレベルは残る
キャラロストが無いのが良い方に作用しており、戦闘のバランスがかなり良い、ノーマルでやってると味方が半壊してクリアする事も多かった
サブキャラがシナリオの空気無視して続々入るのだが、基本的にどれも一芸が強めのキャラとなっている、味方のTP操作に特化とかばねトラップ設置とかアイテム2回とか挑発しかできないとか
このマップは刺さるな!って所が用意されており、経験値がマップの適正レベルによって補正される為、刺さる所で普段使ってない奴を育てそうとしたら自分にポーション使うだけで経験値100入ってレベルアップする
切り札は低コストで使い勝手が良い奴がある、むしろコストが高い復活とかはマイナスを帳消しにするだけで既に主力が落ちるレベルのピンチに振れている状況を跳ね返すほどコスパが良いコマンドかと言われるとかなり微妙
一番敵の脅威が大きい序盤に低コストのを使って切り崩すのに活用したい
▽キャラビルドとバランス
クラスアップと武器強化がある、クラスアップで基礎パラとレベルで覚えるスキルのアンロック、武器強化でそのキャラごとの強化項目を選んでアンロックしていく、これは基礎パラとかスキルの使い勝手とか奥義とかなんでもここにある
レベル上げについては適正レベルより2つ上げるのはほぼ無理な補正で、適正レベルへ上げるのは超余裕という感じで、バトルを適正バランスで戦えという明確な配慮を感じる
一方、ランクアップと武器素材は全然足りない、ランクアップは一週目で3分の1くらいしか最上級職になれない
武器素材は最終段階は数は足りないし、第二段階素材を全員集めるのは現実的なフリーバトル回数ではない、あと第二段階の強化進めると最終段階の素材使い始めるので下手すると奥義が取れなくなる、ここはマジで一周目では取り返しが付かない
まあ奥義なくて武器強化してない奴ら出さざるを得ない状況でも、2回くらい全滅して適正レベル+1くらいになれば詰む事は無いと思う、万能っぽいキャラはいる、最強キャラは居ない、3人に囲まれたらもう死ぬ
とはいえノーマルでやってて途中で武器強化段階が明らかにできなくなったキャラいるな?って自分でやりたい育成が中途半端になって、戦闘は敵側がインフレしだして辛くなってきた時はもうイージーで良いかな、という気分にはなっていた
基本的にノーマルの難易度は高いと言って良い
▽感想(シナリオ)
まず塩を巡る戦争っていう舞台設定が最高、水と同レベルでマジでどうにもならない物が一国に集中している不平等な世界で、一国の王子とも仲の良い筆頭家が翻弄されていく
信念の天秤の選択も雰囲気としては近く、2回目以降の使用は全て「どうにもならない」物を決める選択ばかりとなる(1回目は外遊どこいこっかー?)
ここの状況設定が実に秀逸で、人道的か、汚れ仕事に手を染めるか、保身に走って当然か、どちらを裏切るか、審判に参加するキャラを7名に固定したうえで、そのキャラは絶対にそう言う、という部分をしっかり表現している
また、懸念していたセレノア様のマルチエンドによる人格大崩壊だが、ここは意外と収束していた
領地の子供が少々危ない遊びをしている時に悪戯染みた気の良い返答をするかどうかとか、つまり歴史の教科書には書かれなさそうな人柄の部分をプレイヤーは選択していく事となり、公式な部分は自動的にいつものオフィシャルなセレノア様で喋り、その結果が審判の時に評価される、という形になっている
あと主役の若いキャラの声は良い仕事をしていた気がする、セレノアの身内に何かあった時に親友の王子が第一声をかける時の明らかにいつもと違う平坦さとか、戦闘中割と気軽に切れるセレノア様とか、15話以上溜めてからマジで切れる嫁とかちゃんと会話背景の指導が入ってる感じの声だった
まあ戦闘時気合が入ってる声と反比例して殺陣の表現はちょっと辛かったりした、奥義はともかく切り合いが地味
▽感想(サブキャラ)
サブキャラは登場時のイベントと、出撃回数で2回イベントがあるっぽい、その辺は全部フルボイス
たまにお前サブキャラじゃダメだろみたいなのも仲間になったりはする、周回プレイでリセットしない為とか完全に分けた理由は色々あるんだろうけど
サブキャラも各自の事情で戦争に加わっていく事となり、追加されるイベントも過去の塩鉄戦争の後悔とかが多くて割と救いようがない人多め、若い奴だとめちゃくちゃ前向きだったりする
コメディな話もあった気はするんだが、メインシナリオの戦乱の地獄の雰囲気と乖離している感じはなかったので、多分そこのアンロック時期は最低限管理していたという事だろう
(加入時は雰囲気ぶち壊しなのが多いが)
あとサーカス団から捨てられた少女を平気で戦場に連れていくセレノア様はかなりどうかと思った
▽感想(バトル)
フリーバトル2,3回やって適正-1にして進めるってやってたが、
14話あたりから辛くなってきた、好きなキャラ決めて育成を絞ってサクサク進めた方が良さそうだったが、後から追加されるキャラが中々良い所突いてくるので悩ましいというか
サブキャラが終盤も増えて育成が広がった割に、敵は恐らく鉄板ビルドと戦えるように雑にどんどん強化される為、ダブルアクションどころか無条件でダブルターンしてきたり即死クラスの雷撃持ちが3人くらい居たりする、そもそも剣兵の通常攻撃がセレノア様より強いんですけど!
フリーバトルにもその傾向があって、普通にクリアするのも辛い配置が出てきて中盤から急にしんどくなった、2週目イージーにしても普通に温すぎないくらいの雰囲気だったのでダルい感じならイージーで良いと思う、俺はもう限界だって所で最終話って見えたので諦めた
▽感想(全体とお勧めのライン)
シナリオと人物は最高
バトルも最高になりそうだったけど中途半端な育て方すると死ぬ
魔法はあるけどモンスター戦は一切なし、女神もクリスタルの救いもない塩を争うファンタジー戦記物を異常に重苦しく描いている為、鉄メインのファンタジー三国志をやるぞというお話の好みを見ながら、バトルは難易度設定はしっかりしているので各自調整可能と言う事でよろしくお願いします。
3エンドと真エンドみたいなのがある?みたいなのでその辺は後でお願いします。
◇TRIANGLE STRATEGY
ノーマルで一周を終えた、35時間くらいだった
スクエニの懐古厨向けに完全新作を作る方式であるHD-2D作品のオクトパストラベラーに続く第二段となる
(スクエニのソシャゲディビジョンは信用してないので大陸の覇者は見なかった事にした)
なお、私はFFTは中盤のフリーバトルが難しすぎて3回挫折し、タクティクスオウガ運命の輪はレベル上げ嫌になって止めました、SLGのフリーバトルに耐性が無さすぎでは?
▽概要
オクトラはロマサガ3をブレイブリーでリメイクしました、みたいな旧スクウェア系RPGだった訳だが、今回はタクティクスオウガ好きな旧スクウェア系SLGという雰囲気で売り出された
FFTユーザーも狙えると思うが、この世界にクリスタルの救いは存在しない
▽シナリオ
商業豊かなグリンブルグ王国、酷寒の鉄と富国強兵で鳴らす帝国エスフロスト、砂漠で塩を独占する宗教国家ハイサンドの三大国、その三国によって30年に渡って続けられた塩と鉄を巡る塩鉄戦争
それがとうとう終わってしばし、友好の懸け橋となる新しく見つかった鉄鉱山の三国共同採掘計画
それに合わせて計画された未だ塩を独占する教国への牽制を目的とした、帝国の傍系の姫フレデリカと、王国の筆頭武家ウォルホートの一人息子、主人公セレノアの婚約から物語は始まる
▽システム(全体)
ウリとしているのは信念の天秤システム、仲間の意見が割れた時は秘伝の魔道具の信念の天秤を持って採決を取り、進む道を決めるウォルホートの伝統がマルチエンドの流れを担っている
信念の天秤に参加するのはセレノアを除くメインキャラの7名で、セレノアは投票権を持たず、投票権を持つ配下の皆を「説得」する事ができる。
説得には直前の街歩きで集めた情報や、普段のセレノアの言動によって形成された人格が重要となる
ゲーム中ではセレノアの信念と表現される人格パラメータがあり、それが規律、利益、自由の3種類となる、普段の言動と一致しない突撃論をかましても相手に響かない訳だ
後は戦闘マップをそのまま使った統一感のある見下ろしマップでの舞台劇、自由に歩いて村人と話せる探索パート、重すぎないフリーバトル、などでゲームは構成されている
▽システム(戦闘)
大雑把な要素としては
・キャラロストなし
・切り札あり(1マップの中で最大5ポイントの中から1~3ポイントの切り札を切れる)
・高低差強め
・挟んで追撃
・天候、地形あり(主に草地の炎上と雷撃伝播)
・敵が突出しない
・ターン経過でTP溜めてスキル発動
・経験値はアクション1個1個に振られるタイプ、フリー経験値とかクリア経験値はなし
・クイックセーブは無いが、全滅でも撤退でもレベルは残る
キャラロストが無いのが良い方に作用しており、戦闘のバランスがかなり良い、ノーマルでやってると味方が半壊してクリアする事も多かった
サブキャラがシナリオの空気無視して続々入るのだが、基本的にどれも一芸が強めのキャラとなっている、味方のTP操作に特化とかばねトラップ設置とかアイテム2回とか挑発しかできないとか
このマップは刺さるな!って所が用意されており、経験値がマップの適正レベルによって補正される為、刺さる所で普段使ってない奴を育てそうとしたら自分にポーション使うだけで経験値100入ってレベルアップする
切り札は低コストで使い勝手が良い奴がある、むしろコストが高い復活とかはマイナスを帳消しにするだけで既に主力が落ちるレベルのピンチに振れている状況を跳ね返すほどコスパが良いコマンドかと言われるとかなり微妙
一番敵の脅威が大きい序盤に低コストのを使って切り崩すのに活用したい
▽キャラビルドとバランス
クラスアップと武器強化がある、クラスアップで基礎パラとレベルで覚えるスキルのアンロック、武器強化でそのキャラごとの強化項目を選んでアンロックしていく、これは基礎パラとかスキルの使い勝手とか奥義とかなんでもここにある
レベル上げについては適正レベルより2つ上げるのはほぼ無理な補正で、適正レベルへ上げるのは超余裕という感じで、バトルを適正バランスで戦えという明確な配慮を感じる
一方、ランクアップと武器素材は全然足りない、ランクアップは一週目で3分の1くらいしか最上級職になれない
武器素材は最終段階は数は足りないし、第二段階素材を全員集めるのは現実的なフリーバトル回数ではない、あと第二段階の強化進めると最終段階の素材使い始めるので下手すると奥義が取れなくなる、ここはマジで一周目では取り返しが付かない
まあ奥義なくて武器強化してない奴ら出さざるを得ない状況でも、2回くらい全滅して適正レベル+1くらいになれば詰む事は無いと思う、万能っぽいキャラはいる、最強キャラは居ない、3人に囲まれたらもう死ぬ
とはいえノーマルでやってて途中で武器強化段階が明らかにできなくなったキャラいるな?って自分でやりたい育成が中途半端になって、戦闘は敵側がインフレしだして辛くなってきた時はもうイージーで良いかな、という気分にはなっていた
基本的にノーマルの難易度は高いと言って良い
▽感想(シナリオ)
まず塩を巡る戦争っていう舞台設定が最高、水と同レベルでマジでどうにもならない物が一国に集中している不平等な世界で、一国の王子とも仲の良い筆頭家が翻弄されていく
信念の天秤の選択も雰囲気としては近く、2回目以降の使用は全て「どうにもならない」物を決める選択ばかりとなる(1回目は外遊どこいこっかー?)
ここの状況設定が実に秀逸で、人道的か、汚れ仕事に手を染めるか、保身に走って当然か、どちらを裏切るか、審判に参加するキャラを7名に固定したうえで、そのキャラは絶対にそう言う、という部分をしっかり表現している
また、懸念していたセレノア様のマルチエンドによる人格大崩壊だが、ここは意外と収束していた
領地の子供が少々危ない遊びをしている時に悪戯染みた気の良い返答をするかどうかとか、つまり歴史の教科書には書かれなさそうな人柄の部分をプレイヤーは選択していく事となり、公式な部分は自動的にいつものオフィシャルなセレノア様で喋り、その結果が審判の時に評価される、という形になっている
あと主役の若いキャラの声は良い仕事をしていた気がする、セレノアの身内に何かあった時に親友の王子が第一声をかける時の明らかにいつもと違う平坦さとか、戦闘中割と気軽に切れるセレノア様とか、15話以上溜めてからマジで切れる嫁とかちゃんと会話背景の指導が入ってる感じの声だった
まあ戦闘時気合が入ってる声と反比例して殺陣の表現はちょっと辛かったりした、奥義はともかく切り合いが地味
- 即戦争が始まったせいで夫婦生活を一切してこなかった嫁のサブイベント(12話くらい経過)#トライアングルストラテジー #NintendoSwitch pic.twitter.com/y86fnEZ0RV
— sntk (@sntk) March 13, 2022
▽感想(サブキャラ)
サブキャラは登場時のイベントと、出撃回数で2回イベントがあるっぽい、その辺は全部フルボイス
たまにお前サブキャラじゃダメだろみたいなのも仲間になったりはする、周回プレイでリセットしない為とか完全に分けた理由は色々あるんだろうけど
サブキャラも各自の事情で戦争に加わっていく事となり、追加されるイベントも過去の塩鉄戦争の後悔とかが多くて割と救いようがない人多め、若い奴だとめちゃくちゃ前向きだったりする
コメディな話もあった気はするんだが、メインシナリオの戦乱の地獄の雰囲気と乖離している感じはなかったので、多分そこのアンロック時期は最低限管理していたという事だろう
(加入時は雰囲気ぶち壊しなのが多いが)
あとサーカス団から捨てられた少女を平気で戦場に連れていくセレノア様はかなりどうかと思った
▽感想(バトル)
フリーバトル2,3回やって適正-1にして進めるってやってたが、
14話あたりから辛くなってきた、好きなキャラ決めて育成を絞ってサクサク進めた方が良さそうだったが、後から追加されるキャラが中々良い所突いてくるので悩ましいというか
サブキャラが終盤も増えて育成が広がった割に、敵は恐らく鉄板ビルドと戦えるように雑にどんどん強化される為、ダブルアクションどころか無条件でダブルターンしてきたり即死クラスの雷撃持ちが3人くらい居たりする、そもそも剣兵の通常攻撃がセレノア様より強いんですけど!
フリーバトルにもその傾向があって、普通にクリアするのも辛い配置が出てきて中盤から急にしんどくなった、2週目イージーにしても普通に温すぎないくらいの雰囲気だったのでダルい感じならイージーで良いと思う、俺はもう限界だって所で最終話って見えたので諦めた
▽感想(全体とお勧めのライン)
シナリオと人物は最高
バトルも最高になりそうだったけど中途半端な育て方すると死ぬ
魔法はあるけどモンスター戦は一切なし、女神もクリスタルの救いもない塩を争うファンタジー戦記物を異常に重苦しく描いている為、鉄メインのファンタジー三国志をやるぞというお話の好みを見ながら、バトルは難易度設定はしっかりしているので各自調整可能と言う事でよろしくお願いします。
3エンドと真エンドみたいなのがある?みたいなのでその辺は後でお願いします。
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