もっとスープカレーを食べたかった
▽アライズ
ノーマル難易度の63時間で終わった
見える範囲のサブクエストはやって闘技場は適性レベルと適性装備を考えるのが面倒になってぶん投げた
▽シナリオ
惑星ダナは空から現れた強大なレナの先兵によって300年間支配されていた
ダナ人、つまり奴隷の一人である主人公アルフェンは、謎の鉄仮面を被っており、過去の記憶もなく、痛覚すら死んでいる男であった
そんなアルフェンの前にある日現れたのはレナ人の支配に対抗するレジスタンス、そして支配者を打倒しようとする謎のレナ人、シオンであった
シオンとの出会いから炎の剣を得たアルフェンは、ダナ人の自由を求める闘争へと自ら身を投じるのであった
▽シナリオ(メインのスケール)
通常のプレイで30,40時間くらいで切られたと思われるメインシナリオはスケール間というか広さについてはかなりしっかり作られていた
オープニングから5個の国の強大な支配者、空から来た支配者達の星の存在は時間足りないのでは?と当初は思われたものだが、最初の国を炎の剣を手に入れたな!ワガママ娘の服を手に入れたら支配者を倒しに行こう!という凄いスピードで解決してきた、兵は拙速を尊ぶという事だ
そして国ごとに個性をかなり明確にデザインしている為、話はかなり動かしやすい感じとなっている、労働奴隷とかディストピアとか陰謀とか色々だ
▽シナリオ(サブクエスト)
強大な敵を倒してこいっていうお使いがある訳だが
ゲーム的にはキャラビルドに直結するスキルポイントの報酬が大きいのと、クエストの話は大体キャラ二人で受注する会話イベントが差し込まれるので実質キャラ描写として機能している
クエストに向かう道中でも普通に専用の会話が切られてる事も珍しくない
ただラスダン解禁時、または本当にラストが想定のサブクエストが中盤推奨のサブクエストと同時に解禁されたりするし、推奨レベルが書いてる訳でもないので、チャレンジングな物差しが欲しかった気がする、かなり無駄足を踏まされてる
▽戦闘システム
シンボルエンカウント、6人中4人PT自由交代制、操作キャラも戦闘中に変更可能、円形フィールドを自由に動いてジャンプしてロックした敵に襲いかかろう、といった感じが基本となる
味付けとしては以下
・技、術は基本的にゲージ制となり、MPSPといったポイント消費はなし
・回復技だけパーティー全体で共有されたCP(キュアポイント)で管理される、ダンジョン途中で被弾多くてCP尽きたらオレンジグミ1個使って延長みたいな大雑把さはお手軽、何故かフィールドで岩壊すのにも使う
・技とは別にキャラごとの別ゲージ制のアクションがある、主人公だと絶対ダウン取る回転切りが出る、雑魚戦だと各キャラ1回使えるくらいのペース
・また別の隠しゲージが溜まるとオーバーリミッツ状態となり、技のゲージが無制限になる、秘奥義も解禁される
・敵のブレイクゲージ的なのを削り切るとブレイク状態的なのになり、コンビ技をぶち込んで終了となる
・「作戦」でFF12のガンビット的な設定ができる、この作戦の時は遠距離攻撃中心でCP半分切ったら即回復、とかもできる
→大体デフォルトのままでレベルさえ適正であればゴリ押しはできる
▽キャラビルド
キャラの構成要素はレベル、武器/防具/アクセ1個ずつ、スキルボード的な奴となる
スキルボードはプレイ進捗によってアンロックされていく要素で、技覚えたりアクション強化したり色々ある、ここが主なビルド要素となる
スキルボードはサブクエスト全部やってれば今出てる奴の7割くらいは取れるかな、といった感じ、レベルとは別で戦闘してればポイント入ってくるが一生レベル上げしよう!というのはあまり効率良い感じではない
アクセサリもモンハンのお守りみたいなオプションの厳選と合成が可能で、ちゃんとやると10%単位アップなので大きいには大きいが、そもそも金が足りなくて辛い戦いになる、ちゃんとやるなら毎日闘技場に通う必要があるだろう
▽戦闘バランス(全体)
シンプルにキツい
技は使い放題ではあるが、円形フィールド、敵一人ロックオン、技で自分が滅茶苦茶動くので全体の相対位置が分かりにくい、激しいエフェクト、といった要素から、普通に横からぶん殴られる、突進する敵めちゃくちゃ多い
ぶん殴られるけどNPCの回復は優秀だから頑張って殴り合え、といった感じがデフォルト調整となっている
雑な対応としては遠距離から魔神剣撃ち続けて近づかれたらジャスト回避決めるというのが安定する、ゲージ溜まったら回転切りでダウン取ってスキル1ターン回して距離を取る、この戦い方の場合魔法キャラ操作した方が良いと思う
▽戦闘バランス(ダメージ)
レベルとスキルボードの攻撃力UPと敵の防御力のバランスをかなり厳密に取っているらしく、与えるダメージは常に0に向かって収束していく、ラスダンでも通常攻撃は200とかのままとなる
ダウン取ってもそんなに派手に数字出る訳じゃないのでこの辺に爽快感はなかったりする、常にめちゃくちゃジリジリ削る
なので稼ぎ系のDLCを買うとか、結構な金稼ぎをするとか、を考えずにバランスを改善しようとすると魔法キャラで弱点突くのが手っ取り早い
リンウェルで遠距離から弱点の小技連打してるだけでも早かったりする、魔法使いの癖にコンボスキルも持ってるので近くでチャレンジするともっと速そう
まあ普段の進行くらいは主人公でやるかという気分でラスダンまでやってたが、それならアルフェンの攻撃特化アクセくらい作っておけば良かったな
→作った、ダメージ2倍ブレイク1.5倍って感じなので20分殴り合うボス戦ではかなり変わりそう
→さらに自傷ダメージが激しい主人公限定のフラムエッジを久々に解禁したらHP1になるけど20倍ダメージみたいな感じになったりした、ダウンさせたらフラムエッジ入れてグミが発動するまで逃げ回ろう!
▽感想1(シナリオ)
痛みが無いから炎の剣持っても良いよ(完全に指焼け落ちる描写じゃない?)とか炎の剣あるから支配者余裕だわ!服取りに行って来たら?とか罠にかかったな!貴様らは終わりだ!(警備を配置してるだけで素直に奥の部屋で待ってた)とか憎しみに支配されちゃダメだ!(完全に高い所から落ちて死ぬタイプのクソ女を倒そうとして)とか、たまに著しく頭が悪い進行があるのを除けば、主人公の鉄仮面と相棒のクソ女シオンの隠し事を全体の謎として、奴隷解放をメインの道筋として真っすぐ進んでいくのをマップ全体含めて金かけてしっかり作った、といった感じの好印象
予算が尽きてマップ及びシナリオ短くなったねというのは国産RPGだとありがちだが、その辺の印象が全くない。凄いぞバンナム
▽感想2(キャラ描写)
・キャラ描写:内面
メインキャラは鉄仮面アルフェン、腹ペコクソ女シオン、野良猫リンウェル、捨て犬ロウ、ママキサラ、壺持ってる貴人のテュオハリムの6名となる
基本的にアルフェンは辛い物しか食わない以外は真面目で良い奴なんだが、結論としてはテュオハリムが最高となる
メインの問題の中心にいるアルフェンシオンは置いておいて、他の人間は奴隷制度に対する憎しみを捨てる話ばかりしてるのに対して、テュオハリム様はパーティーの導き手にありがちな与えるだけの男ではなく、むしろ自分が一番傷付きながらも成長し、誰よりも前に進んでいく
テュオハリムが居ないとかなりの話が成立しなくなるような役をやっており、シナリオ的にもよくこいつをプレイアブルに入れたなという感じだ、シオンを何とかするのはアルフェンが主役だがパーティーの主人公はこいつだみたいな時期がある、キャラが強すぎる
・キャラ描写:モデルの扱い
テイルズシリーズだとよく話に上がるスキットチャット、アイコン表示してパーティー内で喋る奴は続投している、ただし今回はアイコンなしで3Dキャラをカットインフレームに表示する方式の為、結構空気が違う
ADVの技法としてはスカーレットネクサスと同様だが、あっちは2D止め絵向きの質感にしている為、アレを見た後だと違和感がやや出る、その代わりフレーム内の3Dキャラを気軽に動かしてくるのは利点となるだろう
これは別にスカーレットネクサスでもできたとは思うが、単純に膨大な会話部分に対する工数の問題かと思う、モデルを動かすことに対しての手間がヤバい事になっている、あっちは漫画っぽい表現だから動かないのは自然に見えてた訳だが、別に動いても良かったんだな
スキットに限らず普段の立ち姿そのままの会話もあるが、会話をしている時のキャラの動き付けをかなりの範囲で入れている
その台詞でのメインスピーカーを重視するカメラなのは当然として、隣に立っている奴もそれに頷いたり立ち足を直したり細かい動きを気が付けばする、表情もガンガン変わる
地味な所だが、ここで並んで棒立ちしてるのが目に付くと人形劇感がかなり出てしまうので、結構重要な所かと思っている
この辺は今年発売の黎の軌跡も手を入れてきたし、各社重点として挙げてきているのかもしれません
▽感想3(戦闘)
コンボ繋げてブレイク必殺!という部分はめちゃくちゃ爽快
コンビネーション技の主役を選ぶ方式なので、アルフェンだけを選んでても5パターンランダムに選ばれる事となり、それのテンポもかなり短めになるよう配慮してると思われる、掛け声を含めた演出がスムーズ
掛け声のセンスも良く、ここの音声も進行に応じて2,3パターンあればさらに印象に残ったような気もした、いきなり「イキノネトメル」とか薩摩人になったりもする
秘奥義はコンビ技ほど頻度が高くないので演出時間長め、気持ちよさよりカッコよさ、といった感じ
アルフェンで5連携すると派生する灼炎楼で剣回す所とかはこっちの操作の手間もある為か中々最高だ
ヒュー!クルクル回って飛んでいけ!(後ろで乱舞するダメージ200)
とはいえ、何も考えずにやってるとダメージが悲惨(多分アクセサリ厳選か敵ごとに最適な操作キャラ選択が必要)
敵は種類ごとに出てくるので足止めゲージ技使いたいけど4匹中1匹しか使えねえ、ウィーク一致してないゲージ技は怯みすらしねえ、という感じでアクションなのにターン制限されてるような抑制が強い所はあった
とりあえず主人公をセオリー通り使っておけばノーマルは気持ちよくクリアできるよ、という調整はしてないのは「攻めてる」といって良い気がする
前やったシリーズはシンフォニアとヴェスペリアだが、ロイド君に不満はなかったはずだ
▽全体
限界まで頑張って金で殴られた感じ、最初の国が余りに早かったのでその辺と、隠れ里みたいな話くらいありそうなもんだけどなくらいで、後はテイルズに抱いてるイメージの大作感はそのままだった、喋りに違和感ないから大量のサブクエストも辛くないし全体のバランス良い印象
金が厳しい中で後々最強アクセサリ作らないといけないだろうけど手元に低ランクの石しかないお守りマラソン要求してくる全体的に強くなる実感がないキャラビルドはちょっとアレだが、逆に言うと完全にバランスはコントロールされてた訳で、チームのやる気はめちゃくちゃあった気がする
最初の奴隷と支配者と仲間みたいな話が重すぎるせいで中々話の流れと重さとテンションが素直すぎるような印象は若干ある、ので、シナリオの癖が合わないと悲惨な事にはなるかもしれない、大中目標が派手に変わることは無いんだよね
ノーマル難易度の63時間で終わった
見える範囲のサブクエストはやって闘技場は適性レベルと適性装備を考えるのが面倒になってぶん投げた
▽シナリオ
惑星ダナは空から現れた強大なレナの先兵によって300年間支配されていた
ダナ人、つまり奴隷の一人である主人公アルフェンは、謎の鉄仮面を被っており、過去の記憶もなく、痛覚すら死んでいる男であった
そんなアルフェンの前にある日現れたのはレナ人の支配に対抗するレジスタンス、そして支配者を打倒しようとする謎のレナ人、シオンであった
シオンとの出会いから炎の剣を得たアルフェンは、ダナ人の自由を求める闘争へと自ら身を投じるのであった
▽シナリオ(メインのスケール)
通常のプレイで30,40時間くらいで切られたと思われるメインシナリオはスケール間というか広さについてはかなりしっかり作られていた
オープニングから5個の国の強大な支配者、空から来た支配者達の星の存在は時間足りないのでは?と当初は思われたものだが、最初の国を炎の剣を手に入れたな!ワガママ娘の服を手に入れたら支配者を倒しに行こう!という凄いスピードで解決してきた、兵は拙速を尊ぶという事だ
そして国ごとに個性をかなり明確にデザインしている為、話はかなり動かしやすい感じとなっている、労働奴隷とかディストピアとか陰謀とか色々だ
▽シナリオ(サブクエスト)
強大な敵を倒してこいっていうお使いがある訳だが
ゲーム的にはキャラビルドに直結するスキルポイントの報酬が大きいのと、クエストの話は大体キャラ二人で受注する会話イベントが差し込まれるので実質キャラ描写として機能している
クエストに向かう道中でも普通に専用の会話が切られてる事も珍しくない
ただラスダン解禁時、または本当にラストが想定のサブクエストが中盤推奨のサブクエストと同時に解禁されたりするし、推奨レベルが書いてる訳でもないので、チャレンジングな物差しが欲しかった気がする、かなり無駄足を踏まされてる
▽戦闘システム
シンボルエンカウント、6人中4人PT自由交代制、操作キャラも戦闘中に変更可能、円形フィールドを自由に動いてジャンプしてロックした敵に襲いかかろう、といった感じが基本となる
味付けとしては以下
・技、術は基本的にゲージ制となり、MPSPといったポイント消費はなし
・回復技だけパーティー全体で共有されたCP(キュアポイント)で管理される、ダンジョン途中で被弾多くてCP尽きたらオレンジグミ1個使って延長みたいな大雑把さはお手軽、何故かフィールドで岩壊すのにも使う
・技とは別にキャラごとの別ゲージ制のアクションがある、主人公だと絶対ダウン取る回転切りが出る、雑魚戦だと各キャラ1回使えるくらいのペース
・また別の隠しゲージが溜まるとオーバーリミッツ状態となり、技のゲージが無制限になる、秘奥義も解禁される
・敵のブレイクゲージ的なのを削り切るとブレイク状態的なのになり、コンビ技をぶち込んで終了となる
・「作戦」でFF12のガンビット的な設定ができる、この作戦の時は遠距離攻撃中心でCP半分切ったら即回復、とかもできる
→大体デフォルトのままでレベルさえ適正であればゴリ押しはできる
▽キャラビルド
キャラの構成要素はレベル、武器/防具/アクセ1個ずつ、スキルボード的な奴となる
スキルボードはプレイ進捗によってアンロックされていく要素で、技覚えたりアクション強化したり色々ある、ここが主なビルド要素となる
スキルボードはサブクエスト全部やってれば今出てる奴の7割くらいは取れるかな、といった感じ、レベルとは別で戦闘してればポイント入ってくるが一生レベル上げしよう!というのはあまり効率良い感じではない
アクセサリもモンハンのお守りみたいなオプションの厳選と合成が可能で、ちゃんとやると10%単位アップなので大きいには大きいが、そもそも金が足りなくて辛い戦いになる、ちゃんとやるなら毎日闘技場に通う必要があるだろう
▽戦闘バランス(全体)
シンプルにキツい
技は使い放題ではあるが、円形フィールド、敵一人ロックオン、技で自分が滅茶苦茶動くので全体の相対位置が分かりにくい、激しいエフェクト、といった要素から、普通に横からぶん殴られる、突進する敵めちゃくちゃ多い
ぶん殴られるけどNPCの回復は優秀だから頑張って殴り合え、といった感じがデフォルト調整となっている
雑な対応としては遠距離から魔神剣撃ち続けて近づかれたらジャスト回避決めるというのが安定する、ゲージ溜まったら回転切りでダウン取ってスキル1ターン回して距離を取る、この戦い方の場合魔法キャラ操作した方が良いと思う
▽戦闘バランス(ダメージ)
レベルとスキルボードの攻撃力UPと敵の防御力のバランスをかなり厳密に取っているらしく、与えるダメージは常に0に向かって収束していく、ラスダンでも通常攻撃は200とかのままとなる
ダウン取ってもそんなに派手に数字出る訳じゃないのでこの辺に爽快感はなかったりする、常にめちゃくちゃジリジリ削る
なので稼ぎ系のDLCを買うとか、結構な金稼ぎをするとか、を考えずにバランスを改善しようとすると魔法キャラで弱点突くのが手っ取り早い
リンウェルで遠距離から弱点の小技連打してるだけでも早かったりする、魔法使いの癖にコンボスキルも持ってるので近くでチャレンジするともっと速そう
まあ普段の進行くらいは主人公でやるかという気分でラスダンまでやってたが、それならアルフェンの攻撃特化アクセくらい作っておけば良かったな
→作った、ダメージ2倍ブレイク1.5倍って感じなので20分殴り合うボス戦ではかなり変わりそう
→さらに自傷ダメージが激しい主人公限定のフラムエッジを久々に解禁したらHP1になるけど20倍ダメージみたいな感じになったりした、ダウンさせたらフラムエッジ入れてグミが発動するまで逃げ回ろう!
▽感想1(シナリオ)
痛みが無いから炎の剣持っても良いよ(完全に指焼け落ちる描写じゃない?)とか炎の剣あるから支配者余裕だわ!服取りに行って来たら?とか罠にかかったな!貴様らは終わりだ!(警備を配置してるだけで素直に奥の部屋で待ってた)とか憎しみに支配されちゃダメだ!(完全に高い所から落ちて死ぬタイプのクソ女を倒そうとして)とか、たまに著しく頭が悪い進行があるのを除けば、主人公の鉄仮面と相棒のクソ女シオンの隠し事を全体の謎として、奴隷解放をメインの道筋として真っすぐ進んでいくのをマップ全体含めて金かけてしっかり作った、といった感じの好印象
予算が尽きてマップ及びシナリオ短くなったねというのは国産RPGだとありがちだが、その辺の印象が全くない。凄いぞバンナム
▽感想2(キャラ描写)
・キャラ描写:内面
メインキャラは鉄仮面アルフェン、腹ペコクソ女シオン、野良猫リンウェル、捨て犬ロウ、ママキサラ、壺持ってる貴人のテュオハリムの6名となる
基本的にアルフェンは辛い物しか食わない以外は真面目で良い奴なんだが、結論としてはテュオハリムが最高となる
メインの問題の中心にいるアルフェンシオンは置いておいて、他の人間は奴隷制度に対する憎しみを捨てる話ばかりしてるのに対して、テュオハリム様はパーティーの導き手にありがちな与えるだけの男ではなく、むしろ自分が一番傷付きながらも成長し、誰よりも前に進んでいく
テュオハリムが居ないとかなりの話が成立しなくなるような役をやっており、シナリオ的にもよくこいつをプレイアブルに入れたなという感じだ、シオンを何とかするのはアルフェンが主役だがパーティーの主人公はこいつだみたいな時期がある、キャラが強すぎる
・キャラ描写:モデルの扱い
テイルズシリーズだとよく話に上がるスキットチャット、アイコン表示してパーティー内で喋る奴は続投している、ただし今回はアイコンなしで3Dキャラをカットインフレームに表示する方式の為、結構空気が違う
ADVの技法としてはスカーレットネクサスと同様だが、あっちは2D止め絵向きの質感にしている為、アレを見た後だと違和感がやや出る、その代わりフレーム内の3Dキャラを気軽に動かしてくるのは利点となるだろう
これは別にスカーレットネクサスでもできたとは思うが、単純に膨大な会話部分に対する工数の問題かと思う、モデルを動かすことに対しての手間がヤバい事になっている、あっちは漫画っぽい表現だから動かないのは自然に見えてた訳だが、別に動いても良かったんだな
スキットに限らず普段の立ち姿そのままの会話もあるが、会話をしている時のキャラの動き付けをかなりの範囲で入れている
その台詞でのメインスピーカーを重視するカメラなのは当然として、隣に立っている奴もそれに頷いたり立ち足を直したり細かい動きを気が付けばする、表情もガンガン変わる
地味な所だが、ここで並んで棒立ちしてるのが目に付くと人形劇感がかなり出てしまうので、結構重要な所かと思っている
この辺は今年発売の黎の軌跡も手を入れてきたし、各社重点として挙げてきているのかもしれません
▽感想3(戦闘)
コンボ繋げてブレイク必殺!という部分はめちゃくちゃ爽快
コンビネーション技の主役を選ぶ方式なので、アルフェンだけを選んでても5パターンランダムに選ばれる事となり、それのテンポもかなり短めになるよう配慮してると思われる、掛け声を含めた演出がスムーズ
掛け声のセンスも良く、ここの音声も進行に応じて2,3パターンあればさらに印象に残ったような気もした、いきなり「イキノネトメル」とか薩摩人になったりもする
秘奥義はコンビ技ほど頻度が高くないので演出時間長め、気持ちよさよりカッコよさ、といった感じ
アルフェンで5連携すると派生する灼炎楼で剣回す所とかはこっちの操作の手間もある為か中々最高だ
ヒュー!クルクル回って飛んでいけ!(後ろで乱舞するダメージ200)
とはいえ、何も考えずにやってるとダメージが悲惨(多分アクセサリ厳選か敵ごとに最適な操作キャラ選択が必要)
敵は種類ごとに出てくるので足止めゲージ技使いたいけど4匹中1匹しか使えねえ、ウィーク一致してないゲージ技は怯みすらしねえ、という感じでアクションなのにターン制限されてるような抑制が強い所はあった
とりあえず主人公をセオリー通り使っておけばノーマルは気持ちよくクリアできるよ、という調整はしてないのは「攻めてる」といって良い気がする
前やったシリーズはシンフォニアとヴェスペリアだが、ロイド君に不満はなかったはずだ
▽全体
限界まで頑張って金で殴られた感じ、最初の国が余りに早かったのでその辺と、隠れ里みたいな話くらいありそうなもんだけどなくらいで、後はテイルズに抱いてるイメージの大作感はそのままだった、喋りに違和感ないから大量のサブクエストも辛くないし全体のバランス良い印象
金が厳しい中で後々最強アクセサリ作らないといけないだろうけど手元に低ランクの石しかないお守りマラソン要求してくる全体的に強くなる実感がないキャラビルドはちょっとアレだが、逆に言うと完全にバランスはコントロールされてた訳で、チームのやる気はめちゃくちゃあった気がする
最初の奴隷と支配者と仲間みたいな話が重すぎるせいで中々話の流れと重さとテンションが素直すぎるような印象は若干ある、ので、シナリオの癖が合わないと悲惨な事にはなるかもしれない、大中目標が派手に変わることは無いんだよね
PR
Comment
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。