もっとスープカレーを食べたかった
オクトパストラベラー所感
▽オクトパストラベラーII
95時間くらいで多分全部やって裏ボス前のレベル上げを終えた所、
トロフィー的にも抜けが無ければそれで終わりそう
裏ボス攻略と攻略メモ的なのは後日別途
▽概要(タイトルの立ち位置)
SFC時代のドット絵の雰囲気を残したまま現代の演出を目指したHD-2D表現を用いて、
8人の旅人のオムニバスストーリーから大陸全土の世界観を描いた、
というのが前作オクトパストラベラーである
評判が良かったのか前作がソシャゲ化したり、
HD-2Dを使ったオウガバトルのパチモノみたいなのが出たりした
本作はIIという事で初代同様8人の旅人を描くRPGとなり、
舞台を一新して異なる時代、異なる大陸となった。
剣と魔法のファンタジーに帆船が増えて、そろそろ蒸気機関も実用化されそう、といった雰囲気となる
▽変更点と前作との繋がり
・基本的に前作との繋がりはなし。
大陸名から違うが、メイン宗教の名前が一緒だったり職業に対応している8神の名前も一緒の為、惑星は一緒と思われる。
というか中央にでかい海があって東西大陸になってるので1の後何かあって全て吹き飛んだのかもしれないね、つまり気にしなくて良いです
・ゲームデザインは(多分)評価が高かった初代を引き継いでいる、
8人の主人公からのパーティービルド、スクエニお得意のブレイク戦闘をターン制、弱点解析、連撃によってメリハリを付けている
・追加点は自由に切り替えられる昼夜の追加、シナリオの強化、ジョブ複数人の許可、キャラの必殺技追加といった感じ
・自分の船を手に入れて色を変えるなどの要素もあるが、港に泊まってる時くらいしか見ないので気にしなくて良い
▽シナリオ関連
ではまず何かシリーズでは(多分)評価が高いシナリオから行く
・恐らく1と比べてシナリオを強化したかったと思われるのだが、各キャラの1章を全部見るだけで10時間以上かかり、その間キャラのレベルが1~7くらいを行ったり来たりするだけで序盤のテンポが最悪
・一部のメインシナリオが酷い、各キャラの1章分だけで言っても漂流していた主人公が即立ち上がって聞き込みしようとしたり、き、聞いたことあるぞ!とかいうレベルの認知の癖に主人公の服装と部隊のワッペンを別大陸の情報から正確に認識して町に入った瞬間町ぐるみで100%迫害してきたりそもそもその船で海を漂流させようは完全に殺しに行ってるし生半可な船じゃ渡れない荒海を船が使えなくなって信じられないくらいショボい船を用意してやったぞ!って別のパートで言い出して船に乗るシーンは全部死亡確定だったり主人公が真面目な新卒男子を一生煽り続けるクソパワハラ野郎だったり何の対抗手段もなくクソでかい森の主に小人数で喧嘩を売りに来てビビって逃げる人間どもがいたり話の展開が雑な回が少なくない、つまり薬師と学者のシナリオが最悪
・あいつムカつくから殴ろう!レベルの話が3,4回あった
・多分面白いと思って書いてるとは思うんだが、妙に下品な表現がある、しかしこれはPSとSwitchで売るソフトのためにあまり直接的な表現はできず、つまり残るのはシモの話となる、酒場で山賊が言ってくるならまだしも主人公の妹がぶっこんで来るのはダメだろ
露悪的な表現なら前作の時点で踊り子の性搾取のような話もあり、今回それ系が完全になくなったわけでもないので、これは単にライターの選択の話になるだろう
また、同じトーンのまま変化球を時々投げてくる為、ここは笑う所だよというのが伝わってない感じがある
普段意味わかんねえ経緯で真面目な顔でボス戦入ってるから意味分かんねえ経緯で逆ギレされて笑う所ですよって言われるの難易度高かったり、急にそこだけダンスバトルという名前の普通の戦闘を始めて終わった後「激戦」って言ったり知らない人の落語を見せられているみたいになってる時がしばしばある、というかこれのユーザーにその手の笑いは分が悪いんじゃないか
・メインシナリオは主人公8名の4~5章と、コンビのクロスシナリオが2章ずつとなった、1章辺りはフルボイス大体20~30分程度想定で、かなり短く畳んでるので文章量がかなり少ない、そのために話の展開が雑だと思われる、何か話の展開を捻ろうとすると即時間切れになってる感じ
・薬師のシナリオが最悪、ちょっとまともな話になったなと思った次の瞬間敵が信じられないくらい雑な行為をしてくる、それ以上近づくなよ!(人質を敵の足元に置きながら)
しかし女斧薬師は化け物なので雑な展開を全て斧で解決する、どうして頼りになる仲間がいるからと言えないんだお前は
・前作にもあったテイルズのアレことパーティーチャットは続投、そのまま分量が2倍くらいになっている、発生するキャラの組み合わせが決まっていたために前作はシナリオ中1回発生するかどうか、半分くらいは1度も発生せずに終わっていたが、今回は平均2.5回くらい発生する、ほぼ全員に用意していると思われるのでオーシュットの発言全部見たいならオーシュット固定となる
・前作はバラバラの8名のストーリーをクリア後にノーヒント街道に立ってる旅人から隠しシナリオが始まってラスボスへ向かう話だったが、今回は8名クリア、2人単位でのクロスシナリオ、エクストラストーリーという方式に変更され、前作のこれで終わり?感は軽減された、何でノーヒントだったんだよ
・前作隠しシナリオはボスの日記を8枚読まされただけでボスと因縁のある主人公らは一切喋らないしラスボス倒したら開発者の神の声が聞こえてきて最悪だったが、今回はちゃんとシナリオが用意されている、ちゃんと8人いっしょに喋ってる!と90時間後に言う事になった
▽シナリオ短評
・商人:開幕の状況は良いものの、共助による向上心だけをベースとした強者の快進撃は退屈なものになりがちであった、最後にめちゃくちゃ細かく人の人生を拾ってたシーンは好き
・踊り子:ギャグ担当、当人は前作トレサのような光の存在ではあるがライターに恵まれずずっとシモだったり雑だったりしたせいで今のはギャグなのか雑なのか分からない罪を背負わされた。商人衣装にすると童貞を殺す感じの可愛さになる
・学者:妻子と研究を奪ったライバルに牢獄から愛をこめて復讐しよう担当、脱獄ストーリーは面白かったもののファンタジー脱獄リアリティラインの設定がダメだったりその後も殴って殴って殴りまくる、ラストも何も考えずに行き当たりばったりで突っ込む、学者!
・剣士:呪いの一族の血に呑まれた兄貴に呪いの血に耐えながら復讐するぞ!という話、ヒカリ君は真面目な奴なので他の気楽なルートの奴らが成功してるのを見て実家マジで酷かったんだなって凹む会話が多くてかわいそう。ラストは軍師がマジで何も考えてなくてかわいそう。
・薬師:人の動きが何もかも雑
・盗賊:キモい
・神官:異端審問官兼探偵の人、一番偉い人の子飼いだったので一番偉い人が亡くなった事件を新人聖堂騎士と追いかけよう!これに関しては事件が1個起こって最速で推理して殴り倒す爽快ストーリー、主人公がパワハラ野郎なのを除けば良作
・狩人:ロリ担当と見せかけた長命種20歳狩人が伝説の魔物を集めよう!という話、人格が割としっかりしているので生きる為に狩るだけの生活をしてないお前らは馬鹿だなと現代人を無邪気に馬鹿にしながら魔物を集めていく単純爽快ストーリーとなる、獣人は差別されているがその辺の葛藤の話はメンタルが強すぎて開幕以外一切無し、無し!?マジで!?
- メンタル強すぎ
オーシュットのボイスは元気が良いので中盤以降はずっと\ポムくーん/\テラくーん/\グラチェスくーん/と流れ続けて行った
- オーシュットとキングイグアナ君
▽戦闘バランス
・ムズくね?
・鬼のようなエンカウント率はそのまま
・マップは緩やかなレベルシンク制になっている、何らかのタイミングで街道のレベルが上がるのと、序盤の道のレベル上限は決まっている、の二段構え
・固定枠のメイン主人公のレベルが跳ねがちだが、ボス戦のバランスは基本的に取れている、敵の残体力が白黄赤で表現されるのだが、まだ黄色にならないの?という焦りが出る調整となっている
・底力(必殺技)で序盤から気軽にダメージを出せるようになった為かボス戦が底力前提となった感じはある、1章ボスが顕著
単純な暴力系の底力は剣士奥義クラスの威力で単体全体が選べ、しかもフルブーストしなくても出せるといった強力な仕様となっている為、これをX回ぶつける前提のボスの体力となってしまった
2~3章あたりのバランスだと通常攻撃150前後(未ブレイク)、通常のフルブ単体スキルで2000、フルブ底力6000でフルブ底力6回当てれば終わるかなって感じ、通常攻撃がブレイク削るだけの作業となりがちなのは退屈なような、二つ目のターン制と取れるような悩む所だ、ゴミダメージを見る機会が多いのはテンション下がる
・ブレイクを削れないキャラだったり割るのは次のターンにしたいなって遊びのシーンが結構ある為、バッファーなどを用意して遊びを潰す既存システムと、ダメージ取るのは底力タイミングだ!と割と噛み合ってるように見える
前作はここまで顕著ではなかった気がするので、これは今回バトル時間が増えて緩やかになって可視化された部分かもしれない
・大雑把な印象としては前作のしっかりした戦闘システムはそのまま、適正レベルのボス戦が長くなって面白くなったといった感じ
・ラスボスは適正レベルなら「耐えれる」、常識的な存在となった
▽キャラビルド
・主人公8名の職業などについてはびっくりするくらい前作と同じ(職業と神の名前が対応してるからなんだろうけど)、技は半分くらいは入れ替えて弱体化した、弱体化で良いと思う
・キャラの固有アビリティが調整された、防御ブースト(防御ブースト!)だった剣士は試合を通してコスト2倍の技を覚えるし、完全に死にシステムになっていた使い捨て魔物テイミング攻撃は使い捨てではなくなり、あと何故かSP消費しないのでブーストポイントを都合してしまえば最強魔物テイミング全体攻撃で全てが終わる時期があったりする
・底力システムが追加された、与ダメ被ダメで溜まるゲージを使うキャラごとの独自アクション、単純な暴力とか全体化とか単体化(収束)とか、つまりは各キャラの必殺技となる
・SP管理は少し楽になった、薬師が序盤からブレイク時回復取ったり勝利時回復したり、つまり俺の様に薬師ギルドを見逃すと死ぬ
- 薬師ギルドの視線トリック
前作同様キャラ独自アクションとメインジョブは固定、それにさらに底力が増えた為、それを活かすためのサブジョブは割と絞られる。後はサポートアビリティ欲しいジョブを後で一気にポイント振る形となる
あとジョブに紐づいたスキルが全体的に弱くなってる感じでサブジョブをあんまり考えないで進めていた、物理全体攻撃がマジで無い
▽マップ関係
・基本は1と一緒だが、隠し通路っぽい雰囲気の場所がめちゃくちゃ増えてる、1マップごとにあの宝箱に繋がってそうなとこどこだよって考えて穴を捜したりする感じ
ここは結構センスが良くて、先に宝箱が見えたりで分かれ道どっち行けば宝箱だ!っていう雰囲気が何となく分かる事が多い
・昼夜が一発切り替えできるようになり、フィールドアクションも昼夜に分割された、これで同じマップを使いまわして村人の表現が2倍!
フィールドアクションが2倍になったが、結局のところ目的は聴取/倒す/取引/勧誘に9割がた収束するため、
目的が4つ、手段が今の時間帯で8つ、は前作と全く変わっていない、
というか昼夜で自分がやりたい目的を達成する手段を持っているキャラが別だったりするのでこれは単純に辛くなった
まあマップの表現が2倍というプラスの面は無視できない、フィールドでの時間限定NPC出てくると最悪だが
・ギルド見つかんねえ問題は1同様に全体紙マップをよく見ると分かるようになっているが、街中にある奴とテント暮らしは分からない、薬師と狩人は一回見逃したら死ぬと思う
▽その他
・お前が戦うのかよみたいな章ボスは健在、この章は真正面からホワイトハウスに突っ込んで大統領本人と殴り合って綺麗に解決しましょうってプロット普通書かないでしょ
・ネーミングがびっくりするくらい酷い、雷使いのライ・メイはもう清々しかったな
・一部隠し職業の要求レベルが異様に高い、最終章の要求Lvが45で、55くらいまでダンジョン用意されててラスボスは70要求くらいだが、60くらい必要そうな隠し職業がある、使える期間が短い
・章ボス戦のBGMの立ち上がりは最高
▽総評(ラスボスまで)
・シナリオ以外は最高、シナリオも最終章で上がったりめちゃくちゃ下がったりしたりしつつ流石に80時間やってからのエクストラストーリーで8人仲良く喋ってるのは良かった
- 前作から数えて「初の」8人団らんの風景
キャラビルドの制限が強くなったものの、平均点がかなり高いマップの作り込みと丁寧に配置された強くなる階段と、やろうと思えばズルができるソリスティア大陸は、プレイヤーにまるでオープンワールドRPGのような冒険を与えてくれるだろう、メインシナリオ以外は
前作の時の記載を見るとやり込みはそんなに無いという雰囲気だったが、今回は戦闘が辛めになったせいか90時間かけてラスボスまで倒してマップ全部回ってもう十分だなという骨太感が出ている、これは改善したと見るべきか、一般的に重すぎると見るべきか悩む所だ
▽オクトパストラベラーII
95時間くらいで多分全部やって裏ボス前のレベル上げを終えた所、
トロフィー的にも抜けが無ければそれで終わりそう
裏ボス攻略と攻略メモ的なのは後日別途
▽概要(タイトルの立ち位置)
SFC時代のドット絵の雰囲気を残したまま現代の演出を目指したHD-2D表現を用いて、
8人の旅人のオムニバスストーリーから大陸全土の世界観を描いた、
というのが前作オクトパストラベラーである
評判が良かったのか前作がソシャゲ化したり、
HD-2Dを使ったオウガバトルのパチモノみたいなのが出たりした
本作はIIという事で初代同様8人の旅人を描くRPGとなり、
舞台を一新して異なる時代、異なる大陸となった。
剣と魔法のファンタジーに帆船が増えて、そろそろ蒸気機関も実用化されそう、といった雰囲気となる
▽変更点と前作との繋がり
・基本的に前作との繋がりはなし。
大陸名から違うが、メイン宗教の名前が一緒だったり職業に対応している8神の名前も一緒の為、惑星は一緒と思われる。
というか中央にでかい海があって東西大陸になってるので1の後何かあって全て吹き飛んだのかもしれないね、つまり気にしなくて良いです
・ゲームデザインは(多分)評価が高かった初代を引き継いでいる、
8人の主人公からのパーティービルド、スクエニお得意のブレイク戦闘をターン制、弱点解析、連撃によってメリハリを付けている
・追加点は自由に切り替えられる昼夜の追加、シナリオの強化、ジョブ複数人の許可、キャラの必殺技追加といった感じ
・自分の船を手に入れて色を変えるなどの要素もあるが、港に泊まってる時くらいしか見ないので気にしなくて良い
▽シナリオ関連
ではまず何かシリーズでは(多分)評価が高いシナリオから行く
・恐らく1と比べてシナリオを強化したかったと思われるのだが、各キャラの1章を全部見るだけで10時間以上かかり、その間キャラのレベルが1~7くらいを行ったり来たりするだけで序盤のテンポが最悪
・一部のメインシナリオが酷い、各キャラの1章分だけで言っても漂流していた主人公が即立ち上がって聞き込みしようとしたり、き、聞いたことあるぞ!とかいうレベルの認知の癖に主人公の服装と部隊のワッペンを別大陸の情報から正確に認識して町に入った瞬間町ぐるみで100%迫害してきたりそもそもその船で海を漂流させようは完全に殺しに行ってるし生半可な船じゃ渡れない荒海を船が使えなくなって信じられないくらいショボい船を用意してやったぞ!って別のパートで言い出して船に乗るシーンは全部死亡確定だったり主人公が真面目な新卒男子を一生煽り続けるクソパワハラ野郎だったり何の対抗手段もなくクソでかい森の主に小人数で喧嘩を売りに来てビビって逃げる人間どもがいたり話の展開が雑な回が少なくない、つまり薬師と学者のシナリオが最悪
・あいつムカつくから殴ろう!レベルの話が3,4回あった
・多分面白いと思って書いてるとは思うんだが、妙に下品な表現がある、しかしこれはPSとSwitchで売るソフトのためにあまり直接的な表現はできず、つまり残るのはシモの話となる、酒場で山賊が言ってくるならまだしも主人公の妹がぶっこんで来るのはダメだろ
露悪的な表現なら前作の時点で踊り子の性搾取のような話もあり、今回それ系が完全になくなったわけでもないので、これは単にライターの選択の話になるだろう
また、同じトーンのまま変化球を時々投げてくる為、ここは笑う所だよというのが伝わってない感じがある
普段意味わかんねえ経緯で真面目な顔でボス戦入ってるから意味分かんねえ経緯で逆ギレされて笑う所ですよって言われるの難易度高かったり、急にそこだけダンスバトルという名前の普通の戦闘を始めて終わった後「激戦」って言ったり知らない人の落語を見せられているみたいになってる時がしばしばある、というかこれのユーザーにその手の笑いは分が悪いんじゃないか
・メインシナリオは主人公8名の4~5章と、コンビのクロスシナリオが2章ずつとなった、1章辺りはフルボイス大体20~30分程度想定で、かなり短く畳んでるので文章量がかなり少ない、そのために話の展開が雑だと思われる、何か話の展開を捻ろうとすると即時間切れになってる感じ
・薬師のシナリオが最悪、ちょっとまともな話になったなと思った次の瞬間敵が信じられないくらい雑な行為をしてくる、それ以上近づくなよ!(人質を敵の足元に置きながら)
しかし女斧薬師は化け物なので雑な展開を全て斧で解決する、どうして頼りになる仲間がいるからと言えないんだお前は
・前作にもあったテイルズのアレことパーティーチャットは続投、そのまま分量が2倍くらいになっている、発生するキャラの組み合わせが決まっていたために前作はシナリオ中1回発生するかどうか、半分くらいは1度も発生せずに終わっていたが、今回は平均2.5回くらい発生する、ほぼ全員に用意していると思われるのでオーシュットの発言全部見たいならオーシュット固定となる
・前作はバラバラの8名のストーリーをクリア後にノーヒント街道に立ってる旅人から隠しシナリオが始まってラスボスへ向かう話だったが、今回は8名クリア、2人単位でのクロスシナリオ、エクストラストーリーという方式に変更され、前作のこれで終わり?感は軽減された、何でノーヒントだったんだよ
・前作隠しシナリオはボスの日記を8枚読まされただけでボスと因縁のある主人公らは一切喋らないしラスボス倒したら開発者の神の声が聞こえてきて最悪だったが、今回はちゃんとシナリオが用意されている、ちゃんと8人いっしょに喋ってる!と90時間後に言う事になった
▽シナリオ短評
・商人:開幕の状況は良いものの、共助による向上心だけをベースとした強者の快進撃は退屈なものになりがちであった、最後にめちゃくちゃ細かく人の人生を拾ってたシーンは好き
・踊り子:ギャグ担当、当人は前作トレサのような光の存在ではあるがライターに恵まれずずっとシモだったり雑だったりしたせいで今のはギャグなのか雑なのか分からない罪を背負わされた。商人衣装にすると童貞を殺す感じの可愛さになる
・学者:妻子と研究を奪ったライバルに牢獄から愛をこめて復讐しよう担当、脱獄ストーリーは面白かったもののファンタジー脱獄リアリティラインの設定がダメだったりその後も殴って殴って殴りまくる、ラストも何も考えずに行き当たりばったりで突っ込む、学者!
・剣士:呪いの一族の血に呑まれた兄貴に呪いの血に耐えながら復讐するぞ!という話、ヒカリ君は真面目な奴なので他の気楽なルートの奴らが成功してるのを見て実家マジで酷かったんだなって凹む会話が多くてかわいそう。ラストは軍師がマジで何も考えてなくてかわいそう。
・薬師:人の動きが何もかも雑
・盗賊:キモい
・神官:異端審問官兼探偵の人、一番偉い人の子飼いだったので一番偉い人が亡くなった事件を新人聖堂騎士と追いかけよう!これに関しては事件が1個起こって最速で推理して殴り倒す爽快ストーリー、主人公がパワハラ野郎なのを除けば良作
・狩人:ロリ担当と見せかけた長命種20歳狩人が伝説の魔物を集めよう!という話、人格が割としっかりしているので生きる為に狩るだけの生活をしてないお前らは馬鹿だなと現代人を無邪気に馬鹿にしながら魔物を集めていく単純爽快ストーリーとなる、獣人は差別されているがその辺の葛藤の話はメンタルが強すぎて開幕以外一切無し、無し!?マジで!?
- メンタル強すぎ
オーシュットのボイスは元気が良いので中盤以降はずっと\ポムくーん/\テラくーん/\グラチェスくーん/と流れ続けて行った
- オーシュットとキングイグアナ君
・クロスストーリー:二人でやる奴の前後編だが、15分2セットねという制限でもあったのかめちゃくちゃ話がシンプル、戦闘が無い話はそこそこしっかりしている#PS5Share, #オクトパストラベラーII キ、キングイグアナくん!! pic.twitter.com/hy5EFbYiDZ
— sntk (@sntk) February 26, 2023
▽戦闘バランス
・ムズくね?
・鬼のようなエンカウント率はそのまま
・マップは緩やかなレベルシンク制になっている、何らかのタイミングで街道のレベルが上がるのと、序盤の道のレベル上限は決まっている、の二段構え
・固定枠のメイン主人公のレベルが跳ねがちだが、ボス戦のバランスは基本的に取れている、敵の残体力が白黄赤で表現されるのだが、まだ黄色にならないの?という焦りが出る調整となっている
・底力(必殺技)で序盤から気軽にダメージを出せるようになった為かボス戦が底力前提となった感じはある、1章ボスが顕著
単純な暴力系の底力は剣士奥義クラスの威力で単体全体が選べ、しかもフルブーストしなくても出せるといった強力な仕様となっている為、これをX回ぶつける前提のボスの体力となってしまった
2~3章あたりのバランスだと通常攻撃150前後(未ブレイク)、通常のフルブ単体スキルで2000、フルブ底力6000でフルブ底力6回当てれば終わるかなって感じ、通常攻撃がブレイク削るだけの作業となりがちなのは退屈なような、二つ目のターン制と取れるような悩む所だ、ゴミダメージを見る機会が多いのはテンション下がる
・ブレイクを削れないキャラだったり割るのは次のターンにしたいなって遊びのシーンが結構ある為、バッファーなどを用意して遊びを潰す既存システムと、ダメージ取るのは底力タイミングだ!と割と噛み合ってるように見える
前作はここまで顕著ではなかった気がするので、これは今回バトル時間が増えて緩やかになって可視化された部分かもしれない
・大雑把な印象としては前作のしっかりした戦闘システムはそのまま、適正レベルのボス戦が長くなって面白くなったといった感じ
・ラスボスは適正レベルなら「耐えれる」、常識的な存在となった
▽キャラビルド
・主人公8名の職業などについてはびっくりするくらい前作と同じ(職業と神の名前が対応してるからなんだろうけど)、技は半分くらいは入れ替えて弱体化した、弱体化で良いと思う
・キャラの固有アビリティが調整された、防御ブースト(防御ブースト!)だった剣士は試合を通してコスト2倍の技を覚えるし、完全に死にシステムになっていた使い捨て魔物テイミング攻撃は使い捨てではなくなり、あと何故かSP消費しないのでブーストポイントを都合してしまえば最強魔物テイミング全体攻撃で全てが終わる時期があったりする
・底力システムが追加された、与ダメ被ダメで溜まるゲージを使うキャラごとの独自アクション、単純な暴力とか全体化とか単体化(収束)とか、つまりは各キャラの必殺技となる
・SP管理は少し楽になった、薬師が序盤からブレイク時回復取ったり勝利時回復したり、つまり俺の様に薬師ギルドを見逃すと死ぬ
- 薬師ギルドの視線トリック
・今回は最終的に4人全員同じジョブとする事も可能となったが、キャラビルドの幅は意外と狭い#PS5Share, #オクトパストラベラーII この下に薬師ギルドは視線トリックだろ! pic.twitter.com/rpYTeqtRgX
— sntk (@sntk) March 6, 2023
前作同様キャラ独自アクションとメインジョブは固定、それにさらに底力が増えた為、それを活かすためのサブジョブは割と絞られる。後はサポートアビリティ欲しいジョブを後で一気にポイント振る形となる
あとジョブに紐づいたスキルが全体的に弱くなってる感じでサブジョブをあんまり考えないで進めていた、物理全体攻撃がマジで無い
▽マップ関係
・基本は1と一緒だが、隠し通路っぽい雰囲気の場所がめちゃくちゃ増えてる、1マップごとにあの宝箱に繋がってそうなとこどこだよって考えて穴を捜したりする感じ
ここは結構センスが良くて、先に宝箱が見えたりで分かれ道どっち行けば宝箱だ!っていう雰囲気が何となく分かる事が多い
・昼夜が一発切り替えできるようになり、フィールドアクションも昼夜に分割された、これで同じマップを使いまわして村人の表現が2倍!
フィールドアクションが2倍になったが、結局のところ目的は聴取/倒す/取引/勧誘に9割がた収束するため、
目的が4つ、手段が今の時間帯で8つ、は前作と全く変わっていない、
というか昼夜で自分がやりたい目的を達成する手段を持っているキャラが別だったりするのでこれは単純に辛くなった
まあマップの表現が2倍というプラスの面は無視できない、フィールドでの時間限定NPC出てくると最悪だが
・ギルド見つかんねえ問題は1同様に全体紙マップをよく見ると分かるようになっているが、街中にある奴とテント暮らしは分からない、薬師と狩人は一回見逃したら死ぬと思う
▽その他
・お前が戦うのかよみたいな章ボスは健在、この章は真正面からホワイトハウスに突っ込んで大統領本人と殴り合って綺麗に解決しましょうってプロット普通書かないでしょ
・ネーミングがびっくりするくらい酷い、雷使いのライ・メイはもう清々しかったな
・一部隠し職業の要求レベルが異様に高い、最終章の要求Lvが45で、55くらいまでダンジョン用意されててラスボスは70要求くらいだが、60くらい必要そうな隠し職業がある、使える期間が短い
・章ボス戦のBGMの立ち上がりは最高
▽総評(ラスボスまで)
・シナリオ以外は最高、シナリオも最終章で上がったりめちゃくちゃ下がったりしたりしつつ流石に80時間やってからのエクストラストーリーで8人仲良く喋ってるのは良かった
- 前作から数えて「初の」8人団らんの風景
キャラビルドの制限が強くなったものの、平均点がかなり高いマップの作り込みと丁寧に配置された強くなる階段と、やろうと思えばズルができるソリスティア大陸は、プレイヤーにまるでオープンワールドRPGのような冒険を与えてくれるだろう、メインシナリオ以外は
前作の時の記載を見るとやり込みはそんなに無いという雰囲気だったが、今回は戦闘が辛めになったせいか90時間かけてラスボスまで倒してマップ全部回ってもう十分だなという骨太感が出ている、これは改善したと見るべきか、一般的に重すぎると見るべきか悩む所だ
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