もっとスープカレーを食べたかった
▽バルダーズ・ゲート3
2023のTGAで色々GOTY取ってた奴、アメリカのTRPG元祖のゲーム化みたいな奴
ここまで評価高いとアートとシナリオのノリさえ外れなければ大丈夫じゃねえかなと九州で新品を買って来た、お上の色々があって無料で入手した製品です。
結果から言えば合わなかった、10時間やってオッケーやりたいことは分かった!あばよ!
▽戦闘とキャラビルド
多分外人が好きなシステムの定番の一つか何かだと思うんだが、戦闘は選択肢が5倍くらいあるWartales。
移動、メイン、ボーナスの3つのアクションが1ターンに与えられるのでその中で「フェアな」ターン制シミュレーションを行うのが基本となる。3回殴られると死ぬ。
戦闘画面とフィールドは完全にシームレスなので戦闘の開始状況も選べるし、物投げたり押し出したりD&Dの頃に与えられていた選択肢は与えられているようには見える、D&Dのシステムは知らない。
戦闘の自由度については中々印象が良い、4人PTながら直感的にパーティー分割からの伏兵ができたり、速度計算されたターン制ながら味方のターンが固まると異様に融通が効く行動順変更ができたりする。
俺矢撃つからドアの開け閉め2回よろしくね!みたいなことができる。
クラスシステムの方でかなり柔軟にロールが変えられ、レベルアップで動き自体が増えるのでキャラビルドはおそらく中長期的に深い。
リスペックも意味わからんくらい軽い、ゲームブック見てビルドを事前厳選させるの無理だから途中で変えられるようにしたのかもしれない。
難易度は普通にやると何も考えずに正面から突っ込むとジリ貧になるので、小休憩で回復するアクションをここで切るか、ズルができるかを考えていくことになる。
多分普通にやるなら難易度下げていいと思う、抑圧がめちゃくちゃ強い割にリトライのロード遅いし。
通常難易度がファイアーエムブレムのハードくらいかな、命中率60%が基本!みたいな事言い出すんだよな。
(実際はこれ60%の当たり具体じゃないでしょってくらい当たったが)
▽シナリオとキャラクター
メインシナリオに参加してるプレイヤーが8人くらいいる感じ、自分はそこから選ぶかオリキャラを作る。
最もきつい点となる、なんか喋るイカが出てきて無理かもしれねえなって開幕なったんだけど駄目だった、自分は寄生されていつ死ぬか分からない中、戦乱で乱れた大地にて種族差別が常に行われる民度最悪クソエルフとかを相手に、無言の癖に顔芸が得意な主人公がダイス判定で話通そうとして失敗を繰り返すのを見せられる形になる。
冒頭シナリオはかなりリニアで、移動もまあ一本道であるが、その道中散々会話判定に失敗しては主人公の作った笑顔を見せられたり、全然事情を知らない多種族の捕虜が殺されるのを何も知らないのに止めろーって言うか選択させられて嫌な気分にされるのを連発されて、さらにパーティーメンバーはそれに対して不満言ってくるし、あいつ追放しようぜ!みたいな事も言ってくるしイベントの重さにプレイヤーが付いていけない。
その殺そうとしてるゴブリンの民度は世間の常識的にはどうなってんの?一般的にはどうなの?何でお前は無言で腕組んでんの?みたいになったので、いっそ異世界転生してきた観光客が選択肢にあっても良かったかもしれないですね!
もしくはOPでスターウォーズ年表流してほしい、読むので。
メインキャラには個別シナリオがあるっぽいのだが、クソ女と魅力的な男性って感じに極端にロールが振られてる印象。
頼れるイケメンのウィルと現実的にクズなアスタリオンととぼけたおじさんのゲイルが3人揃って連続で走ってきて意味が分からない、クソ女どもはバチバチしてんのに何なんだよお前らは。3人で酒場に行ってきららアニメしろ。
▽UI全般
PS5で操作するにあたってホイールUIとかは慣れれば結構いけそうな感じでなるほどねって感じだったが、全体的に遅い。
会話選ぶ度に1秒弱ロード入るのは村人とか周りをうろうろしてる仲間相手に話す気なくなるわ。
マップ移動ロードはまあ良いかなってなった、多分敵の処理とか入ってる。
ロード時間についてはセーブロードが重い、クイックセーブのリロードはあんまり考えない方が良いだろうが、ゲームデザイン的にはリロードを前提としてるとしか思えない部分がある。
辛かったUIはショップとインベントリ関連。
荷物は個人管理で、ゴミアイテムはTheElderScrollsくらいあり、溢れた物は倉庫に送っとくねシステムもあるのだが、ショップからは倉庫から直接売れないっぽく、ジャンク品のフラグ付けるのも長押ししてからスタートだったりでゴミ掃除のUIがあんまり洗練されてない感じ、PC版なら流石にジャンク周りは一発ショートカットある気がするので、これはPS5版独自の問題かもしれない。
ただこの辺はアイテムアイコンめちゃくちゃ小さいし説明はホバーで出てくるからリストで見れないし正直かなりしんどい、レア度低い装備は中身見ずに全部ジャンクにしようってなっていくのかな多分。
▽TRPG部分
戦闘中に自動でダイス振られてファンブル判定してくれるのは結構リズム感あって良いんだけど、会話とか探検イベントも隙あらば判定が出てきて、しかもダイス判定の基本が50%ボーダーなのでびっくりするくらいミスる。
これTRPGなのに判定有利なキャラ作らなかったの?wみたいにお迎えしてくれるのがバルダーズゲート3である、めちゃくちゃサガる。
判定の為に遺跡探索、歴史研究、対人スキル、暴力担当、といった感じにロールを割り振って遊ぼう!という話だと思うのだが、判定に使用されるのは現在の使用キャラなので毎回L2押してスティック3回倒して決定してL2押すのがひたすらしんどかったり会話パートは急に始まって変われなかったり中々上手い事いかない。
主人公は対人に振って、実質的なリーダーは別に用意する形が良さそう。
この辺は多分マルチプレイで担当分担するのが楽しいんだろうなという印象がある、そりゃ楽しいだろう。
▽全体の印象
厳しめなバランスを知識でハックして有利に進めていく土台の厚さがヤバいな、という感じ。
自分のキャラ作って相手の嫌がらせに勝ったぞ!というのが凄まじい密度で用意されている、チャレンジの連続である。
しかしながらTRPG部分が何か妙にTRPGのまま残そうとして足引っ張ってる感じ、ダイス自体はハックした時の手ごたえが視覚化されるので良いような気がするんだが、デフォルト50%はやっぱおかしくねえか。
なによりはメインシナリオの水が合わないのが第一だったのだが、
ビデオゲームはこの辺の空気をTRPGからビデオゲームに舞台を移して快適に進化し続けてきた所もあると思っているので、戦闘システムと野営の空気感とか見てるとこれを上手くストレス調整してゲーム化したWartalesの小人数縛りやりたいなってなってしまった。それでは!
2023のTGAで色々GOTY取ってた奴、アメリカのTRPG元祖のゲーム化みたいな奴
ここまで評価高いとアートとシナリオのノリさえ外れなければ大丈夫じゃねえかなと九州で新品を買って来た、お上の色々があって無料で入手した製品です。
結果から言えば合わなかった、10時間やってオッケーやりたいことは分かった!あばよ!
▽戦闘とキャラビルド
多分外人が好きなシステムの定番の一つか何かだと思うんだが、戦闘は選択肢が5倍くらいあるWartales。
移動、メイン、ボーナスの3つのアクションが1ターンに与えられるのでその中で「フェアな」ターン制シミュレーションを行うのが基本となる。3回殴られると死ぬ。
戦闘画面とフィールドは完全にシームレスなので戦闘の開始状況も選べるし、物投げたり押し出したりD&Dの頃に与えられていた選択肢は与えられているようには見える、D&Dのシステムは知らない。
戦闘の自由度については中々印象が良い、4人PTながら直感的にパーティー分割からの伏兵ができたり、速度計算されたターン制ながら味方のターンが固まると異様に融通が効く行動順変更ができたりする。
俺矢撃つからドアの開け閉め2回よろしくね!みたいなことができる。
クラスシステムの方でかなり柔軟にロールが変えられ、レベルアップで動き自体が増えるのでキャラビルドはおそらく中長期的に深い。
リスペックも意味わからんくらい軽い、ゲームブック見てビルドを事前厳選させるの無理だから途中で変えられるようにしたのかもしれない。
難易度は普通にやると何も考えずに正面から突っ込むとジリ貧になるので、小休憩で回復するアクションをここで切るか、ズルができるかを考えていくことになる。
多分普通にやるなら難易度下げていいと思う、抑圧がめちゃくちゃ強い割にリトライのロード遅いし。
通常難易度がファイアーエムブレムのハードくらいかな、命中率60%が基本!みたいな事言い出すんだよな。
(実際はこれ60%の当たり具体じゃないでしょってくらい当たったが)
▽シナリオとキャラクター
メインシナリオに参加してるプレイヤーが8人くらいいる感じ、自分はそこから選ぶかオリキャラを作る。
最もきつい点となる、なんか喋るイカが出てきて無理かもしれねえなって開幕なったんだけど駄目だった、自分は寄生されていつ死ぬか分からない中、戦乱で乱れた大地にて種族差別が常に行われる民度最悪クソエルフとかを相手に、無言の癖に顔芸が得意な主人公がダイス判定で話通そうとして失敗を繰り返すのを見せられる形になる。
冒頭シナリオはかなりリニアで、移動もまあ一本道であるが、その道中散々会話判定に失敗しては主人公の作った笑顔を見せられたり、全然事情を知らない多種族の捕虜が殺されるのを何も知らないのに止めろーって言うか選択させられて嫌な気分にされるのを連発されて、さらにパーティーメンバーはそれに対して不満言ってくるし、あいつ追放しようぜ!みたいな事も言ってくるしイベントの重さにプレイヤーが付いていけない。
その殺そうとしてるゴブリンの民度は世間の常識的にはどうなってんの?一般的にはどうなの?何でお前は無言で腕組んでんの?みたいになったので、いっそ異世界転生してきた観光客が選択肢にあっても良かったかもしれないですね!
もしくはOPでスターウォーズ年表流してほしい、読むので。
メインキャラには個別シナリオがあるっぽいのだが、クソ女と魅力的な男性って感じに極端にロールが振られてる印象。
頼れるイケメンのウィルと現実的にクズなアスタリオンととぼけたおじさんのゲイルが3人揃って連続で走ってきて意味が分からない、クソ女どもはバチバチしてんのに何なんだよお前らは。3人で酒場に行ってきららアニメしろ。
▽UI全般
PS5で操作するにあたってホイールUIとかは慣れれば結構いけそうな感じでなるほどねって感じだったが、全体的に遅い。
会話選ぶ度に1秒弱ロード入るのは村人とか周りをうろうろしてる仲間相手に話す気なくなるわ。
マップ移動ロードはまあ良いかなってなった、多分敵の処理とか入ってる。
ロード時間についてはセーブロードが重い、クイックセーブのリロードはあんまり考えない方が良いだろうが、ゲームデザイン的にはリロードを前提としてるとしか思えない部分がある。
辛かったUIはショップとインベントリ関連。
荷物は個人管理で、ゴミアイテムはTheElderScrollsくらいあり、溢れた物は倉庫に送っとくねシステムもあるのだが、ショップからは倉庫から直接売れないっぽく、ジャンク品のフラグ付けるのも長押ししてからスタートだったりでゴミ掃除のUIがあんまり洗練されてない感じ、PC版なら流石にジャンク周りは一発ショートカットある気がするので、これはPS5版独自の問題かもしれない。
ただこの辺はアイテムアイコンめちゃくちゃ小さいし説明はホバーで出てくるからリストで見れないし正直かなりしんどい、レア度低い装備は中身見ずに全部ジャンクにしようってなっていくのかな多分。
▽TRPG部分
戦闘中に自動でダイス振られてファンブル判定してくれるのは結構リズム感あって良いんだけど、会話とか探検イベントも隙あらば判定が出てきて、しかもダイス判定の基本が50%ボーダーなのでびっくりするくらいミスる。
これTRPGなのに判定有利なキャラ作らなかったの?wみたいにお迎えしてくれるのがバルダーズゲート3である、めちゃくちゃサガる。
判定の為に遺跡探索、歴史研究、対人スキル、暴力担当、といった感じにロールを割り振って遊ぼう!という話だと思うのだが、判定に使用されるのは現在の使用キャラなので毎回L2押してスティック3回倒して決定してL2押すのがひたすらしんどかったり会話パートは急に始まって変われなかったり中々上手い事いかない。
主人公は対人に振って、実質的なリーダーは別に用意する形が良さそう。
この辺は多分マルチプレイで担当分担するのが楽しいんだろうなという印象がある、そりゃ楽しいだろう。
▽全体の印象
厳しめなバランスを知識でハックして有利に進めていく土台の厚さがヤバいな、という感じ。
自分のキャラ作って相手の嫌がらせに勝ったぞ!というのが凄まじい密度で用意されている、チャレンジの連続である。
しかしながらTRPG部分が何か妙にTRPGのまま残そうとして足引っ張ってる感じ、ダイス自体はハックした時の手ごたえが視覚化されるので良いような気がするんだが、デフォルト50%はやっぱおかしくねえか。
なによりはメインシナリオの水が合わないのが第一だったのだが、
ビデオゲームはこの辺の空気をTRPGからビデオゲームに舞台を移して快適に進化し続けてきた所もあると思っているので、戦闘システムと野営の空気感とか見てるとこれを上手くストレス調整してゲーム化したWartalesの小人数縛りやりたいなってなってしまった。それでは!
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