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もっとスープカレーを食べたかった
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生ログ

シルバーウィークを5連休にした、そしてコロナウィルス騒動を言い訳にして実家には帰れず旅程を弄んでいた、とりあえず2泊で道内をターゲットとした

小樽はこの間一人で好きに歩いたし、余市は宿が多いタイプではないし、帯広はホテルが少ないのか異様に高いし、釧路は一気に行くには遠い、定山渓と層雲峡、支笏は一人旅が許される空気の宿は無く、安いフリー切符を使って旭川経由の美瑛~富良野でサイクリングを、と思ったら雨予報、ならば稚内、丘を歩くのがシーズンギリギリだし行った事ないし丁度良い、が2泊するにはもう一つイベントが欲しいなと眺めていると宿が取れなくなった

それで残ったのがホテルが有り余ってるのか値段が安い函館だった、バスで4000円、JRはお得な切符がイマイチ複雑だが稚内往復切符くらいだろうといった所だったんだが、ANAの直行便の特典航空券枠が普通にあったし直前でも席が開いてたのでマイルが腐る前に使う事にした

▽初日
CTS-HKD直行便は昼前につく、宿は湯の川温泉内の平日限定プランが取れたのでこの日は空港から湯の川温泉に直行し、温泉街を歩こうと考えていた

アシが無い身として何とかコースを調べた結果、小樽公式サイトに散策ガイドがあった為、それを基本として考えていた
一応温泉街コースもあるし、宿の飯は付けたし荷物を預けて一回りして早めに温泉宿に入れば良いだろうといった考えだ

飛行機の離陸完了から五分で着陸態勢に入る空の旅を終え、バスで湯の川へ向かい、宿に荷物だけ預けようとした所、函館市が提供するグルメクーポンとやらを2000円分貰う、前日に全ての予約を入れたので、大本営によるGoToキャンペーンとやらは軽く眺めて無理だなと考えていたのだが、市の方でも色々と考えているらしい

・湯の川温泉街
宿で聞いた近所のラーメン屋に入り、お勧めっぽいスパイシーな溜まり醤油ラーメンを頼む、塩ラーメンは、塩ラーメンは別にまあ良いだろう、現地の人は意外と名物食ってないよねとかはよくある話だ
隣の元気な青年が興味のなさそうな友人にPS5の価格を熱く語っていた

豪商?が作った黒松の防風林、中央の足湯、どう見ても温泉街というよりも普通の居住区の商店街といったメイン通り、焼き団子(かなり普通)、ベーブルースが来た球場跡、日露戦で輸送用に作ったけど完成しなかった廃線跡、でかい神社(絵馬掛けに個人名が入った気合が入った呪詛があった)、亜熱帯植物園(猿山がある)と歩いていった、これ絶対観光向けの町じゃねえなといった感じだ

闇
※ 画像は闇からの呼び声

古びたり改築したりしたと見られる宿に入る、空き部屋を開放するタイプの平日限定プランで4人部屋に案内されたので機嫌よく屋上の露天風呂に向かう、できれば屋上露天風呂!大雨!みたいなシーンが良かったんだが、この日の天気はギリギリ曇りで持ちこたえていた
開場1時間後だったので一番乗りだった、機嫌よく入って洗い場を洗って腰を下ろして髪を濡らそうとしてマスクを付けている事に気付く、1回休み

夕飯はハーフバイキングという事でコロナ関連のシステムかと思ったら手が込んでるのはオーダーしてから作るのでハーフバイキングだった
子供がマスクをしていなくて入場を止められる家族連れ、マスクをしないまま奥に走り出す子供、使い捨て手袋とマスクを使って食い物を手に入れよう!

ここで海鮮が出て来るだろうと踏んでいたのだがミニ刺身くらいしかめぼしいのは無かったしミニ刺身はめっちゃ氷が解けていた、野菜の一品料理もそんなになくてえらい茶色い内容になってしまったりした

夜闇に紛れてもう一度露天に行こうかと思っていたのだが前日に配信されたIntoTheBreachをぼんやりやっていたら良い時間になってしまった

▽二日目
波音のせいかあまり眠れなかった二日目が始まる、起きた瞬間でかい窓と海が見えるのは中々なんだが眠りの質が悪すぎる

今日の予定は夜景の有名な函館山、ではなく夜景の反対側にある日露の戦闘指令所の廃墟を予定していた、逆に言えばその他は一切入れずに公式の散歩コースをなんとなく頭に入れたくらいだ

先に今日のホテルに荷物を置く必要がある、検索すると目星をつけていたスープカレー屋がホテルの手前にあり、開店時間が11:30で、さらにその手前に五稜郭があるのを確認する、朝から山に登るのではなく、五稜郭で時間を潰して昼食を取り、午後から登るコースが丁度良いだろうとホテルを出る、ほどなく派手に転倒して膝に軽傷を負う、道を歩いていた老人に映画の撮影を疑われる

・五稜郭
市電駅から微妙に5分とは言えない微妙な距離を歩いて修学旅行生に紛れつつ五稜郭へ向かう、幕末開国騒動で作られて土方歳三などが大暴れして封鎖されて公園になった、みたいな場所らしいので概ね土方グッズばかり売られている、土方がリーダーという訳でもないみたいなんだが

正面と裏口の2本の入り口があり、正面の島のここに伏せたんだろうなみたいなポイントに登れるのは良かった、復元された奉行所は混んでたので避けて一回りする、奉行所を除くと何か良い感じのアカマツが1本あるのを除けばボート借りるか桜を見に来るか、みたいな公園だった

星形で内側にも防衛用の丘で区切られている構造で、まあ散策には向いているだろう

・吉田商店
スープカレー屋が開いたので向かう、アジアが控えめになったマジックスパイスっぽい味で札幌にあっても有名店面してそうな味だった、出先で当たりを引くと良い気分になる

・函館山
ホテルに荷物を預け、時間前だがそのままチェックイン手続きもやって何故かGOTO政策についても適当にやってくれて3000円くらい帰ってきた、そして今日もグルメクーポン2000円を貰う、どこで使うんだこれは

そのまま市電で函館山へ向かう、まずロープウェイ駅に達するまでに正気じゃない角度の坂を登らされて「住みたくない町、函館」みたいなキャッチが浮かんでくる
ロープウェイに乗って山頂に移動し、展望台に向かう家族連れの集団から一人離れて山道へ向かう

人に聞きながら予定を修正していたのもここまでで、山に入った途端いきなりルートの難易度が上がる、散策コースの名前が合流したり直近しか書いてなかったり道が封鎖されていたり山道に入る前にトイレに入ろうとしたら駐車場でサッカーボールを蹴っていた小学生がボールを狙って蹴り込んでくる、治安が悪すぎる

遠くに見える電波塔へ向かいながら展望台すぐ近くの第二砲台跡を眺める、当時は砲台が4門置いてあり、海からは見えないように曲射を行う方式になっている、横の山道を登ったところに監視台があり、それで東西に撃ち分ける想定だったんだろう
まあ東側はもう函館港内部なのであそこに船がいたらもう町がボコボコにされてるとは思う、もう港内にあるとの魚雷の出番だろうか

指令所が山の南端にあり、砲台跡は5個くらい分散しているらしい、こう肉眼で見るとこの距離で海に砲弾撃っても無理でしょという気分だが、拠点防衛ならあらかじめ砲撃マップとか作ってあるのかもしれない



第二砲台跡を抜けると点々と謎の地蔵がある山道を延々南下する事になる、展望台から指令所に行くルートに関しては縦走でアップダウンは控えめで道も整備されていて非常に歩きやすい、視界も良い

30分歩く、12時台に歩き始めたせいか子供が力尽きてる父親に挨拶をしたくらいで人と会わずに進んでいく、ちょこちょこ説明がない砲台跡と見張り台があった

指令所の手前に月見台という見張り台があり、そこがコンクリートで円状に整形された一人用の見張り台で、ほぼ全周を見渡せる高度もあって中々気分が良い景色だった
遮る物の無い視界と高度で最高の天候という事でかなりもうゴール気分だった、角度を変えて写真を撮る為に匍匐したり仰向けになったりした、人気があればとてもできない行動であった


※ 匍匐してからQ押してあおむけになった状態

その後道なりに進んでいくと道がなくなったが、なぜか藪(ヤブ)にでかい穴が複数開いている、一つを選んで通って曲がるといきなり脈絡なく石のトンネルが現れて中にはトイレか拷問所かみたいな石室が現れていきなりホラー展開になった、完全に石壁に人の焼けた跡が残ってる奴じゃん

死の輪郭

人の焼けた跡を避けて歩いていくとWebによく乗ってる指令所の場所になった、天井が崩落してるような感じに見えるのだが、分厚い石壁部分は普通に上を歩けるようになってるので3メートルクラスの高度差が普通にあって人気もないし割と普通に落ちたらそのまま死んだりしかねない立地

何故か司令部周辺は全て獣道で囲まれていたので、クソ田舎の開墾しようと思って放置されてる丘みたいな中にある獣道を通ってまともな道へ戻る、折り返しである

帰り道はそのまま下山するルートもあったのだが、それは止めとけとロープウェイの受付に言われていたのでウェイ側へ別ルートを使って戻る事にした、ただこれは少し山を下る道だったので視界はあまり良くなかった、すれ違う青年に挨拶をして何こいつみたいな目をされながら戻ってきた

ロープウェイにたどり着くころには完全に足回りをやられていた、座ろうとして見事に足を引っかけてロープウェイで上にたどり着いたばかりの展望台の集団に見下されながら介助が必要になる倒れ方をする寸前のシーンを演じたりした

・ドック前
ロープウェイを下り、運転の荒い市電に乗り、乾ドック前まで移動した
あまり軍事施設感はなく、日本で一番長い坂でCMの定番地と港の歴史みたいな雰囲気が強い
坂は上ってみたがロープウェイ前の死の坂の印象が強すぎて傾斜は温いわ景色も港の古くからある住宅街感が強いわで印象に残るかというとそうでもない

・ベイエリア
恐らく学生と家族連れと観光客が全て集まるベイエリアまで歩いてきてニンゲンってなった
見かけたラッキーピエロに寄ってからホテルに帰ろうとするも、ラッキーピエロで何故か頼んだ覚えのないチーズ乗せポテトが付いてきてわりと長居した、夕飯が心配だ

・横丁
二日連続で貰ったグルメクーポンを使わねばならない
今思えばこれ系はコンビニとか土産店も地味に対応してるのでお土産に回して晩飯は好きな店探せば良いんだが、当時は素直に飯に回そうとしていた
気になる居酒屋をピックアップしても対応してるのかよく分からなかったりで、見た感じ大体対応してるっぽいグルメ横丁みたいな所に行く事にした

この頃は感染症関連の緊急事態宣言の冬前の一時解除のタイミングであった訳だが、まあそこそこ店は埋まっていた。
地元民も結構いるように見える、屋台が固まっているような空気なので店主の知り合いが集まるのだろうか

道南の焼き鳥、つまり豚串の店を探していたのだが、入れそうな焼き鳥店を見つけて入る、ナッツのクリームソースが乗った鶏肉の串が出てくる、屋台...、ここは屋台だったよな...
※屋台村の画像に動揺するたこさん

恐らく奥さんの両親に対して営業仕込みと見られる上げたり下げたりを強めにかけるトークが流れ続ける店内と謎のフレンチ上がり焼き鳥だった、俺は何をしているんだ

▽三日目
何か前日に花火が上がってたような気がする最終日の朝(函館はわりと常に花火が上がるらしい)、この日は朝市だけ寄って昼前に飛行機で帰る予定となる

・朝市
死ぬほど密で気分的には朝からゲラゲラ笑う羽目となった、ぐるっと一回りしてそこまで混んで無さそうな男に声をかけない呼び込みの店に入って海鮮丼を頂いた

大量の生きているカニが秤に乗せられて蠢く地獄の通りもあったが、有名な(筋肉が)生きているイカをバラバラにして醤油をかける拷問は目につかなかった、どっか特定の店でやってたのかもしれない

▽おわりに
その後はまたニンゲンってなったので駅前の邪悪なオブジェを見ながら空港へ向かう事となった、なるほどここは山に来るべきなんだな

あと飛行機で帰ると完全に出張帰りみたいなノリになってこれはこれで微妙、北広島で天竺寄っていけるのは良いんだけど
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