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もっとスープカレーを食べたかった
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FFVII REMAKE
ノーマルで基本全部やって45時間行かないくらいだった、
召喚獣戦のラスト以外はやったと思う、
ラストは難易度下げるかあと5時間くらい無駄なレベル上げするかしたらいけそうだったけど一回クリアしたら2週目でブーストかかるのが入ってきてたのであきらめた感じ


▽リメイク版に向けて
原作(以降1997と表記)は当時一般的なレベルでプレイしていた、
ユフィの存在を知らずにクリアしたりウェポン類の存在を後から知ってインターナショナル版を借りて2週目をやったりで、FF好きとは言えないが一般的なゲームプレイヤーレベルではやっていたと思う
本記事においては1997版において当時やっていた人間のうろ覚えレベルのネタバレについては記載する

今回は単に金をかけたオールドスクールJRPGが来た!という点が半分くらいあった、DL版買おうとしたら普通に10000円近くてたっけえ!って思わず叫んだらすかさず友人が貸してくれた、後で値段見たら実売価格と比べてDL版が高くなっていた模様、ショップ卸値抑えた感じ?


▽リメイク全体の雰囲気
1997版に加えてサブキャラとクエストを実装してマップを拡張した感じ、
マップはオープンワールドとリニアの中間というか純粋に物量のあるリニアなRPGとなっている
定期的に町に放り出されてサブクエストをやるタイミングが来る、
進める時は本当に進めて良いか聞いてくる安心ゲームデザイン


▽シナリオ
サブクエストの実装により、スラムの顔役みたいな人たちが結構増えた

本編のメインイベントはそのままに、問題への解決策に
新顔やアバランチの面々の協力が追加されて行く形となる
例えばウォール街ではコルネオへの面会の為のハードルが現実的に上がっており、
その為に顔役に繋ぎを付けてもらうためにコロッセオに参加したりする

1997版での神羅ジェットコースターシナリオに対しての水増し、
または上手く緩急をつけたともいえるだろう


▽キャラクター
売りの一つ、そもそも外人に大人気の3人組が出てくるゲームであるため、
基本的には顔ばっか宣伝されてくる
ティファが可愛くなったとかは見たまんまなので置いておいて、
今回の真価は会話量の多さと表情である
体験版でクソ叩かれていた面白黒人と化したバレットが分かりやすいが、声にも表情がある

バレットは星を守る狂信的な面が表に出る一方で、リーダーとして顔を使い分ける点も今回強調されている
アバランチのリーダー、暴れん坊、マリンの父親、それぞれがやり過ぎな男だが、クラウドと話す時はどの仮面を使うのか本人も分かってないのか神羅野郎と仲間とクソガキ相手の対応がまぜこぜとなっている、クソガキ相手の対応の時はマリン向けの声が混ざったりする、バレットが一番内面が忙しい

ティファは声と表情が付いたせいで自信が無い女としての面が強調されている、顔だけ見るとお姉さんに任せなさいみたいな顔してるが実際は7割くらいぶつぶつソルジャーのクラウドとバレットに甘えている感じだ、エアリスと話してる時は楽しそう、ジェシーにはバチバチ言われて負ける
一方、時折幼い言動をするクラウドには保護者ぶったりするが、あれはクラウドが悪いだろう
本作で一番「可愛く」なったキャラという印象、幼さが表面化したな

エアリスは声付きになったのと、道中が増えたことで何気ない会話劇が過剰に増えた事から隣の家に住んでるウザい姉度が3倍になった
クラウドとエアリスの道中だけイジらないで、エアリスさん!になっててこいつが死ぬのは本当に駄目だろ

クラウドは言動と顔が見えるようになったことで薬物中毒者度と「カッコつけ」が可視化されてしまった、ウェッジ以外からは完全にクソ生意気でクソ強い弟として対応されているしエアリスがマジで容赦がない
普段から仕事場を案内しようとするティファに対して「必要ない」「道分かるの?」「頼む」とかノータイムで言っちゃうくらい何も考えずに発言している、こいつもかなり幼さが強調されている
一方でバレットは神羅嫌いなのもあり、クラウドを弟扱いせずにクソ生意気なガキとして口喧嘩をする事となる、クラウドが言いたい放題というよりもバレットもかなり面倒見が良い

終盤のバレットとの再会後は戦闘中の会話に「手加減しねえぞ!→手加減したことがあったのか?」「次も頼むぞ→お前もな???」「任せた→よっしゃ!」などの打てば響く感じのやり取りが多数追加されて非常に良くない、クラウド側からもドン凹みのどうしようもない感じのティファを慰めたバレットを見て思うところがあったのかもしれない

セフィロスは多分クラウドの寝室に無言で入ってきて何もせずに出ていったりしている、基本喋らないせいでかなり気持ち悪い

チャドリーは神羅嫌いの神羅社員、神羅を潰すためにマテリア開発をしていて、クラウドに協力を求めるサブクエスト担当の多分ラスボス、こいつだけ他の元々いたけど名前が無かったサブキャラじゃなくて全く新しい所から出てきてる気がするし動機も物騒だし少年の割に言動は肝が据わってるしむしろクラウドのデータを集めている気がしてくるしマシな方でもルーファウスの弟とか言い出すと思う


▽デフォルメについて
1997版はポリゴン黎明期みたいな時期の作品だったので、当然ながらかなりデフォルメされていた
今作はその大人気のデフォルメをリアル頭身に起こす必要があった訳だが、ここはデフォルメのまま通す、といったジャッジが多数入っている感じがある
基本的にカッコよく綺麗にするというのは力を入れている、メインキャラは美形揃いだし背景のミッドガルのスチームパンク感は全力投球だ

一方で、クラウドはバスターソード持ってるしバレットは片腕が銃のまま電車に乗るしスクワット勝負はするし女装イベントはむしろ強化されるし、トレードマークと人気イベントはそのままにしよう、といった判断がされている感触がある

そしてそれが許されるくらいにはFFVIIは記号化されている
大剣持ったツンツン頭が大人しくなったら笑い物になるだろうし、むしろ記号をそのまま持ってくる事により、なんでこのかっこいい兄ちゃんは浮いた大剣持ってんだ、というリアリティラインを「クラウドだから」で突破できるのは原作ありの強みだろう
あと崩れる瓦礫をジャンプしたりとかもするのですでにアドヴェントチルドレンみたいな動きをしていてもクラウドだからで納得したい▽戦闘
アクションRPGになった、という話し方はできるんだが、
これはFFXVと比較しても既存のATBバトルとしての性格が残っている
ゲーム設定にも表れており、1997版を再現するクラシック、アクション操作のイージー、ノーマルと3種類の難易度があり、今回はノーマルの話をする

大雑把には最大3人を切り替えながらたたかう、固有アビリティで攻撃、攻撃でATBを貯めて武器アビリティ、魔法、アイテムを使って敵の弱点を突いて怯ませてバースト(スタン)を取って止めを刺す、という流れになる
各人の役割は範囲も一発単体もカウンターも持つゲームメイカークラウド、単体DPSティファ、遠距離から安定してATBを貯めるバレット、ノロいエアリスとなる

楽しい所は弱点などが適当に記載されたバトルノートからそこそこ豊富なマテリアを使ってビルドを組み、先制攻撃からのラッシュから一方的に敵を殴り倒す点
ただし、弱点を突かないと敵が一切怯まないなどもザラなのでクラウドの物理を上げて鉄塊を振り回した方が速いとかになりがち

問題はノーマルの難易度が異常に高い事、体験版の時点でユーザーを不安にさせた戦闘バランスは中盤以降も楽になることは一切なく、常に即死クラスの攻撃を連発されることになる
その代わり雑魚戦を含め全戦闘で戦闘直前にノーペナルティで戻ることができる、ここだけいきなりアクションゲームのバランスだ


▽良い所
・サブキャラ回しと雰囲気
アバランチのビッグス、ジェシー、ウェッジのシナリオが強化され、面々の表情もメインキャラクラスのモデリングがされている、ほぼ主役扱いである
協力者達も割と自然な立ち位置で配置されており、クエストも中々個性豊か、モブ込みでフルボイスになったのと合わせてスラムの雰囲気作りとして上手く機能している

・神羅とテロリズム
オープニングの一番魔晄炉爆破事件が顕著であるが、テロの表現が分かりやすくなった
星の為に民間人への被害を押さえながらも破壊活動を行おうとするアバランチ分派、
意図せず膨らんだ余波によって破壊された民間人の嘆きの悲鳴、
7番スラムに住んでいる隣人のスーツを来た模範的な神羅社員との口論、
「落とされる」7番街プレートに住む人々
「神羅に洗脳されて」魔晄による豊かな生活を破壊された事を怒る民間人からの攻撃
破壊活動を嫌がるティファ、「常識的な兵士」であるクラウド

今作ではモブに声が付いたことで、非常にアバランチへの風当たりが厳しい事となった、
リーダーのバレットの面白黒人化と合わせて、正直初めてやった奴がクラウドが可愛い以外で主役らに好感を持つのは厳しいだろうなといった表現になっていて良いんだろうか、いやミッドガル脱出したら後はオカルト話ばっかりだから気にならないかもしれない

・戦闘
攻撃パターンがFFXVより少ない為か、クラウドの攻撃モーション自体はかなり格好いい、今回クラウドのカウンターがガイドがないQTEみたいな仕様なのであれも狙っていくと緩急が付くが、カウンター狙う暇あるなら弱魔法撃って怯ませて殴りかかった方が安定することが多い気がする

魔法に関しては弱点で怯ませる事のウェイトがめちゃくちゃでかいので大魔法は溜め長くて殴られてキャンセルされやすいしあんまり良い印象が無い、サンダーで回していけ

勢いはFFXVよりこっちの方があると思うんだけどバランスはFFXVのが良かったかな、FFのバランスじゃないと思うんだよなこれ、FFのATBバトルをそのままやるんだけどアクションでミスると全部パーだよって感じに難易度上げられた感じがある、FFXVは「アクション」でごり押しできる
闘技場でやった感じイージーにすると敵の体力が体感半分以下になるのでなんかノーマルって名前じゃなければ俺もここまで引っかからなかったかもしれない、いや楽しんでやったんだけどこのレベルデザインは普通駄目だろみたいな


▽良くない所
・のろのろタイム
普段はローディング時間は章終わりとかムービースキップとか以外は気にならないように設計されているのだが、わりと頻繁にマップに狭い所が登場して乗り越えモーションを鑑賞させられることになる、さすがに多すぎるだろと思ってたんだが途中から単にこれローディング時間稼ぐために配置してるんじゃないかと勝手に納得した
あと2週目やってて会話の音声をガンガン飛ばしてるとちょくちょく止まる、バックグラウンドロードで頑張ってるという事だろう

・動きの固さ
体験版で一番目に付いたんだが、クラウドのフィールドアタックの動きが重い、完全に止まってから一発フルスイングしてオブジェクト(神羅ボックス)をぶっ壊すんだが
この完全に止まって大ぶりで武器を振るというのはアクションゲームの動きじゃなくてRPGの動きだよなって感じ、閃の軌跡1の頃はこんなんだった、PS3時代だ

一方でバレットさんを操作するパートは腕前に出して弾ばらまくだけなのでめちゃくちゃ早い、普段からバレットさんを操作したかった

・戦闘
ジリ貧になりがち、ATB無駄遣いして自分のHPが50%切ってたら即リセットした方がいいようなゲームになってる

その辺FFXVはアイテムさえあれば失敗してもゴリ押しでなんとかなったので気楽だったというか今回もアイテムはATB使わなくて良かったんじゃねえかなという感じはちょっとした、リカバリが厳しすぎるし2週目でハード選んだらアイテムという存在自体がゲームから消滅する、誰だよこれ考えたの

・キャラビルド
戦闘の難易度と相まってマテリアビルドが悩ましい、というかノーマル難易度でマテリアを強化しようとすると酷い目に合う、合った
防具は物理バングル、魔防バングル、マテリアバングル(紙)と別れているので、マテリア強化最優先だと即死ゲーが加速するのは良くないんじゃないかな、生贄と雪のセツナでこのジレンマやった事あるよ俺

なお、マテリアの強化は1997版だとミッドガル脱出時点で初めてかいふくマテリアがレベルアップくらいだった気がするが今回はガンガン上がる、ろくに使えたもんじゃないがファイガも普通に覚える


▽分作について
割とファミ通とかでガンガン書かれてた気がしてたんだが発売直前になっても分作とか知らなかった!ゴミ!とかふたば民にすら言われてて地獄感はあった、タイトルに1とか付ければ良かったのかな
30超えてゲーム情報追っかけてる方がおかしい?ふふふ、仰らないで

なお、今回クラウドの表情が見えるようになっただけなのか実際に人格崩壊が速いのかバイクレースの手前あたりの終盤かなりクラウドがすっきりした顔してるのですでにFINAL FANTASY VII REMAKE完みたいな空気になっている

次回からはクラウド、セフィロス、ルーファウス、チャドリーあたりの陰謀が蠢く感じで話を強化してもらえると楽しいかもしれませんね、いや絶対チャドリー悪い奴だよあれ英雄伝説で見たもん裏切るタイプだよ


▽感想
金で思いっきりぶん殴られた感じがある、マップの規模とボイスの総量とキャラの表情を含めた細かいモーションなどがよく日本でこれ作れたなといった感じ

マップについては道路についてはサブクエストとかで延々使うから良いとして、ダンジョンについてはほぼ使い捨てなのにどこも結構な長さがある、そして圧迫感は戦闘の難易度で表現される、圧迫されすぎてラストのジェノバが盗まれたシーンでサイコホラー味わう余裕がなかった

イベント演出はモブに対しても細かく入っている、モニタを見る野次馬の会話は映像のタイミングと合わせて管理されるし、テロで破壊されたプレート街では夫が瓦礫に潰された市民や必死に救助活動を行う救急隊員(あれも神羅?)など、モブでドラマを作ろうみたいな班も居た気がする
何よりエアリスとの道中で顕著な移動中の演出が細かい、一本道をかなり長い間のろのろ歩かせてる間常に細かいイベントと会話が発生してエアリスがうるさく知らない動きと顔をする、一応自由に動けるシーンでこんなバグや違和感出しやすいかけあい作ったな

こんな作り方してると多分次回は早くて4年くらいかかると思うので諦めてプレイしたい、と言いたいがリマスター派はそもそも怒るかもしれない、サブキャラ増えたせいで普段からちょこちょこ話の流れ違うんだよね、エピソードジェシーとしか言いようのないチャプターとか
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DEATH STRANDING
さてDeathStranding、金を使い過ぎてコナミを追い出された事で有名な小島監督の脱メタルギア第一作目である
(ネットの噂に流された意見)

小島秀夫といえば皆さんもご存知の通りZONE OF THE ENDERSのプロデューサーですね、奴が頭となって新作を出すとなれば我々も避けては通れない道だ


▽初めに
アクションゲームとしてこれを買おうとする場合は話にならないので止めておいた方が良い
これはWalking Cargo Simulator2020として買うのが大前提であり、それとは別に世界観を自分で歩いて感じられるADVという認識が近いだろう


▽概要
発売前まで異常なレベルでゲームとしての情報が秘匿されて雰囲気デモムービーとスタッフのモノクロ決めポーズ写真ばっかり出ていた本作であるが、その為ネタバレのボーダーも異常に低くなっている、話にならないのでこの記事ではチュートリアル気分で進行する序盤についての話と設定については触れていく
大雑把に概要を並べると以下のようになる

・ビーチと呼ばれる『あの世』と繋がった事で崩壊した世界である
・世界にはあの世から流れてくる死者、つまりビーチから座礁してくるBT、BeachThingが徘徊している、BTと生者が接触するとデスストランディング、町を一つ吹き飛ばす程度の大破壊が起こる
・主人公、配達人のサムはアメリカ再建を目指すブリッジズの依頼により、一人でアメリカを横断し、『繋ぎ直す』事となる
・サムはアメリカ再建の為に各拠点へ荷物を運ばねばならない、それにはBT、気が狂った元配達人、アメリカ再建を阻む原理主義者、崩壊して原初帰りした大自然が牙を向くだろう、それに対抗するにはブリッジズが研究しているビーチの力を使ったカイラル技術による最新装備が必要となる


▽キャラクター
・サム
主演のノーマンリーダス、元ブリッジズでビーチが出現した頃と同時に生まれ始めた異能力者DOOMSの一人、能力はBTに食われても死なない事と二段ジャンプ(マジで何で二段ジャンプできるのか説明がない)

サムは接触恐怖症であり、それゆえに町から町を転々とする伝説のポーターとして生きていた、ブリッジズ本拠への依頼を受けた事でアメリカ再建などという面倒事へと巻き込まれる事になる

なお、ゲーム開始時に伝説のポーターとしてのスタッツはリセットされている、シナリオ的には伝説だがゲームUI的には新人ポーターだ

・BB
サムが持っている不気味な赤ん坊が入ったポッド、BBはカイラル技術によって作り出された、あの世と繋がったままの半死人の赤ん坊で、サムはBBとリンクする事でBTの存在を感知しやすくなる

・アメリ
デモムービーによく出てくる赤いドレスを着て砂浜に立ってる見た目の第一印象から完全にクソ女のサムの姉となる、彼女を助ける事がサムの目標の一つである

・フラジャイル
女の黒スーツを着ている方、何らかの目的をもってサムに近づいてくるが、ヒステリックに自分の要望をサムに押し付けるだけのブリッジズのクソ女どもと違い非常に大人な女である、本作のヒロイン2号

・ブリッジズの面々
各拠点の配送担当者と、ブリッジズの幹部が登場する
ブリッジズの幹部は全てDOOMSであり、それぞれ能力を持っている、
死なないダイハードマンとか医者のデッドマンとか色々いるが、基本的にはBTをいくらか感知できるのがDOOMSとしての最低条件の模様

全員揃ってサムに全ての面倒を押し付けようとするので序盤の印象が最悪
(とはいえ、サムが旅立った当初の状況はかなり末期的な状態である)


▽ゲームシステム
まず大前提として、これはサムを操作して荷物を運ぶゲームである
強制、または任意の依頼を受けて、目的地へのルートを検討し、予想される障害に対応する装備を用意し、荷物を傷つけないように慎重に、時には急いで運ぶ事となる

道中ではプレイヤーはサムとなり、常識はずれの量の荷物を担ぎ、転ばず、敵に奪われず、雨に晒しすぎず、ピザを傾けず、BTに捕まらぬよう注意しなければならない

依頼の報酬は各施設の好感度となる、好感度が上がると素材や新装備をくれたりする、これは強制依頼だろうが基本的に報酬はそれしかなく、一発ゲームオーバーを除けばミッションの巧拙によるゲーム的な変化は好感度が早く上がるかどうかだけだ、緩めのオートセーブの中で失敗しても何とかなるようなカジュアルなバランスとなっている

一度新しい目的地へ着くと、エリア内でのカイラル技術を使うタイプの建築が解禁され、同時に他プレイヤーの建築物の同期が始まる、これは適当な重みづけにて評判のいい建築物が出やすくなってるのでそこそこ使いやすい物が出てくる
これにより、一度踏破したエリアについては2回目からいくらか楽になる仕組みとなっている


▽良い所
・世界観的にはかなり独自な設定を詰め込まれている、ビーチ、BT、デスストランディング、BB、DOOMSといった異常事態を踏み台とした中で『常識外れ』な各自の問題が語られる為、世界の常識を知ってからも無茶苦茶な話となり、中盤からは話的には退屈する暇はない
一方、世界の常識を知るまでのハードルが高いというのはある

・若干やりすぎなくらい他人の痕跡が溢れている為、一旦クリアしたエリアの利便性を振れ幅を入れて確保しつつ丁寧なチュートリアルとしても機能しているのは良く出来た構造

・国道建設
中盤アメリカ大陸の中心部に到着すると国道建設装置が出てきて、大量の物資と引き換えに安全で快適な国道様を作成できるようになる、これを他のプレイヤーと緩く協力して作るようになるというか、多分まだ作り終えてない奴ら集めて計算されて誰が最初に残りの半分くらいの素材を入れるかのチキンレースとなる、足りない素材というのはみんな同じだ

過酷な大地を国道で繋ぐ一大事業である、自らが苦労して歩いた危険なフィールドを安全な国道、なぜ安全かというとそもそも国道がカイラル技術で浮いてるからなんだが、それを作成して依頼を最高効率でこなす、そして皆が国道を使ってくれているという事がゲーム中逐次伝わってくるというのは中々の体験だ、これはUCA Truck Simulator2020でもある

一方国道様はゲーム中盤だけにしか存在せず、途中から国道様は途切れる事となる、そこからはまあ別の手段を構築する事になるだろう、俺のテンションはそこで終わった

・操作性
そもそもの操作性はかなり良好、荷物詰み過ぎるとペナルティ操作が発生するのも含め、サムを動かす楽しみというのは作りこまれている、ファストトラベルに軽い制限がかかっている本作においてこれはかなり重要な点だ

・(・∀・)イイネ!!
ゲームプレイがポジティブ
経験値みたいに『いいね(Like)』が溜まっていくのだが、NPCは好感度と同時に上がっていくし自分が残した痕跡に他人が触れるとマルチ同期で飛んでくるし赤ん坊のBBはダッシュしてるだけで喜ぶし自分も勝手に他人にガンガン飛ばすし任意でさらに飛ばす事もできるしで、喜びを表現したり受け取るシーンが多い、普段白人の皮肉を聞きまくっている現代ゲーマーに対しては珍しい体験だろう

特に配送依頼の目的地のNPCがホログラムで出迎えてくれるんだが、それにサムで喋りかけると会話が成立したりするシーンはZOE2のL3R3ボタンを思い出した、そうなんだよねゲームしながらグッジョブとか軽口叩きたいよね

・雪山
ホワイトアウトのバランスが最高、足を取られる地面少しでもマシな斜面視界がゼロアイコンは見えてるけど間の絶壁が見えない切れるバッテリー

▽良くない所
・雪山
時雪のバランスが最悪、世界観的に雨と雪は全ての時間を消費しつくす時雨(タイムフォール)なのだが、時雪は止む事がほぼ無い上に一度エリアに入ったら荷物が全損に近い状態になるの間違いなしのバランスになっている
雪山はルート算定の難易度も上がっているので荷物の保護の準備をこのくらいしておけばいいかな、という計算の単位が滅茶苦茶大きく、面倒になってクリアランク最低でとりあえず行った方が良いみたいな状況になりがち

あと雪山に入った瞬間一気にストレスが上がる外部要因も集中して発生し、最初のホワイトアウト体験以来全く雪山を楽しめなかった、依頼ランク落ちる状況じゃなければまあ良いんだけど

・スタッフロールの仕様が最悪
最悪だった

スカスカのオープンワールド!
予算の問題かと思うんだがオープンワールドにわりと遊びが少ない。
広い丘がある割に全面走り回っても何もなかったりするし、そもそもオープンワールドで何かを探すというゲーム的なご褒美はほぼ無い、メモリーチップというコレクタブル1種類くらいだ
たまに狙って作ったんだろうなという絶景ポイントはある

拠点間のルートも迂回が不可能で実質固定になっている事が多かったり、絶対に敵が高速で湧きなおすポイントは通ってくださいね!というシーンが多く、特にチュートリアル気分で作られている序盤エリアはそうなってる、消化がかなりしんどい

というかBTが沸くエリアのボス倒して雨を祓った後エリアから一歩でも出たら雨が復活するのおかしくない?あと天気予報を実装しました!とか言いつつ降水確率100%のエリアが多すぎでオンライン看板のここからBTが出るよ!というのがジャストでBTが出てきたりする、ストレスが開発の想定100%で常に提供される

・戦闘面
最高難易度でやってもかなり大味、近接戦闘はCQC、殺人はあまりやってはいけない世界になっているので遠距離はロープガンやBTを倒す為の血液ゴム弾とかをアサルトライフルで撃ったりするが、そもそもカーゴシミュレーターなので武器を持ち運ぶ余裕がなかったりする、そして戦闘は持ち込む武器によって方針が決まるし、武器を持ち運んでいるとすぐに劣化して使いたい時には破損していたりする

その辺の武器の管理の煩雑さと、そもそも戦闘によるメリットというのが基本的に存在しない事を合わせ、完全に戦闘が罰ゲームになっている、その割ボス戦はガチガチTPSだし勘弁しろ

・ボス戦
最初のボス戦が高い所に上って無限にどこからか湧いてくるグレネード投げ続けてねという内容で本気でこれが楽しいと思って作ったのかとかなり思った

その後のボス戦はいきなりメタルギアみたいなステルスTPSになってチェックポイント長かったりで完全に別のゲームになってる、アドベンチャー気分でここまでやってたのにいきなり結構まともなTPSやらせるのは戸惑う人はいそうだが、難易度下げるとグレネード2発で大型BT死んだりするらしいのでここもそうなるのかもしれない

ちょくちょくいる大型ボスについては足場が常に悪い事、武器はオンライン共有による救済で無限に手に入る事、死んでもその場でリポップする事などの事情で基本的に高い所に上って持ってる武器を適当に撃ちまくってビーム来たら避けるだけで終わる、終盤は足場の環境がさらに悪化するので高い所に上る以外の選択肢は死んでる、そして敵は固くなっていく

・ムービーゲームについて
奴の悪い癖が全開となっている、サムが椅子に座るだけで5秒のムービー流しかねない勢いであり、ルーチンワークが全部カットシーン扱いでさらにカットシーンが細かく分割されており、分割単位でそれぞれ確認が発生するスキップをしないといけないケースが多い

大量の任意依頼を受注してルーチンワークをこなす段階になってくるとこのムービーは全てスキップしたくなってくる、これは細かい積み上げがあるゲームとはかなり相性が悪い

あと終盤に入るとシナリオ系のムービーの長さが5倍になった、スタッフロール流れてから2時間ムービー見せられ続けるとは思わないじゃん
そして同じシーンを忘れてるでしょ?もう一回流すね?みたいな感じで別の角度で流したり別の奴が語ったりでこれ整理できたよね?ってなる、誰かあの眼鏡止めろ

・ファミ通について
ファミ通の昔の偉い人だかが出てきて10回くらい君は殿堂入りだよって言われた、殿堂入りを忖度したかどうかは別としてこのセンスは言い訳できないだろ


▽感想(全体テーマについて)
シナリオのテーマが浅いとか滅茶苦茶言われてるが、そもそもあの監督は映画雑誌に寄稿している文を見ると滅茶苦茶面倒くさい奴なので、自分が設計した世界を馬鹿どもに伝えるにはこれくらいやらないとダメだとか思っている気がする

主役の一人のアメリとかいうクソ女が目障りなのを除けば今回の話は非常にシンプルで、複雑で過酷な世界観の設定をしっかりと作り、その中でも接触恐怖症でコミュ障のサムを取り巻く人間の話を分かりやすくやりたい、という構造になっている

森を焼かれたエルフが敵に復讐する憎しみの連鎖カタルシスみたいな文句のつけようがない暴力的な話ではなく、ヒューマンドラマ系サスペンス映画をシミュレーターゲームにローカライズしたような感じだ、まあ好みは出るだろう


▽感想(結局)
シミュレーターゲームとしては最高だったのでこれが時雪なくてアメリカ再建の話がないのであればマルチ同期配送網構築シミュレーターオープンワールドゲームとして一定の評価を得たであろうという感じ

終盤の話についてはスタッフロールの仕様以外は許せる範囲だ、とてもまあなんというか綺麗な話なんだがムービーに疲れてしまった人はあれを許せないケースも出てくるだろう、そうだよなアメリはクソだよな分かるよ

つまり小島監督は今回『ゲーム』の根幹については仕上げてきた、シナリオ面の悪い癖は全開だった、大作ゲームクリエイター面には見合う内容だろう
今後もスタッフの決めポーズモノクロ写真を上げても納得だ


▽感想(人気投票について)
いややっぱヒッグスじゃない?あいつが一番剥き出しの人間だったよ、戦闘中いきなり八つ当たりしてくるのは好き
去年
ねり
むせ

定例の最近話してないねりうむ君とのコラボ企画です

去年は厄介な要件があったので書き終わったのに公開してなかったが
今年はデスストランディングが終わりそうで終わらせられなかったりしたので遅れている


▽1月~
前年12月からは基本的にEscapeFromTarkovをやっていた模様、
夏ごろに始めて一回Wipe挟んでレベル40くらいまで上げてホリデーイベントやってみたいなタイミングだったのでそこそこ楽しくやっていたようだ、一番レベル上げてた時期だ

エースコンバット7
何故かコナミがいきなりゲームを作った、据え置き、ナンバリング、空の表現の正統進化を掲げてエースコンバットユニバースの連結を強めて鳴り物入りで登場したエースコンバット7となる

空の進化と並行して異常に嫌がらせが増えた、救済としてチェックポイントが追加されて遊びやすくはなったが完全新規勢にはどう映ったのか分からん
お話としてはナンバリングの今までの歴史を出してくる一方今回の話は異様に『戦争』というのを強調してくる、善悪があいまいな描写もあるのでもう一度やり直すと全然違う話になるんじゃないかという印象があった
4,5あたりは英雄物語としての側面が強かったので、この辺の変化も既存ユーザからの風当たり強めだった

VRも別モードで実装された、コントローラだと死ぬほど酔う感じがして1面やって慌てて止めて慣れるまで進まなかった、臨場感とか距離感が全然違うのでミサイル当たらないのは中々新鮮だ

Xenoblade2 黄金の国イーラ
Xenoblade2の大型シナリオDLC(単独版あり)
ラノベ系RPGとしては完成度が高かったがUIが最悪、だった本編から
UIが許されるレベルに改善されて戦闘もブラッシュアップされた完全版となる、
シナリオは前日譚なので圧倒的バッドエンドで凄まじい内容だった

本編が好きな人はストレスがなくプレイできてよくできたシナリオ、10~30時間程度のボリュームで、前日譚という事でバラ売り版を買ってここからXenoblade2に入っても良い中々よくできた売り方な気はした、これだけやってる奴は見た事が無いが


▽4月~
例年海外メーカーがホリデーシーズンで力尽きて氷河期になりがちな春シーズン、今年はUBIがDivision2で出し抜く感じで入ってきました

Division2
UBIのオープンワールドMMOTPSの続編のDivision2が来た、
前作は野良じゃ無理なレイド以外はクリアしてシナリオは隠し部分も全部消化して待機していた、2への連動イベントは順次やっていたし実は隠しクエストが追加されてたのも引退した友人を引っ張り出して4人じゃないと物理的に無理だよみたいに外人が言ってるのを二人で無理やりクリアしてアーロン!俺だ!って言おうと思ったらシナリオは一切なかった、マジで許さんからなUBI

さてDivision2、前作にて崩壊したマンハッタンをどうにかしたものの裏切り者のアーロンキーナーを取り逃してしまってどうしようという状況から2になって感動のエンディングかと思われていた続編ではあるが、キーナーの話は一切なかった、いや居るには居るっぽいんだけどメインシナリオには一切関係なしでDivision2は完全に舞台がワシントンになった1の焼き直しとなる

そしてやる事が無いと言われていたDivision1の反省からかメインシナリオ未完結でリリースしてきた、本当にどうかと思うしUBIからご用意された通年のやる事はいわゆる「出し渋り」である、一週間ガリガリやって装備が一か所更新できればいいな、みたいな環境でビルドも小さくまとまって派手さがダウン、ちょっと残念な結果だ

Year1計画も半分くらい追っかけていたが、追加されていたシナリオ自体はかなり面白かった、これが最初に含まれていれば俺の見方も変わっていただろう、MMOじゃなくて普通のTPS作った方が良いと思うよUBI

スパロボT
毎年恒例のスパロボ新作、X、Vに続くPS4シリーズ3作目のT、今回も1作完結となるが、DLCで3部作のオリジナル勢による追加シナリオがあったらしい(出たころにはすでに売り払っていた)

いつも通り去年より遊びやすくなったスパロボ、オリジナル勢力は何故かマイトガインのパチモン、ワタルに続いて出てきたレイアースは声がかなりキツイ、といった感じ
あと最近ゲスト参戦なのか新規参戦なのに何しに来たの?みたいな扱いの作品が多い気がするんだが、単に俺の視線が面倒になっただけかもしれない

DAYS GONE
海外ソニー肝入りのゾンビアポカリプスオープンワールドTPSアクション
メイン要素は洋ドラストーリーとゾンビの大群とバイク、お前の愛車からは絶対に離れるなというレベルでバイクが根っこになっているし、それがストレスにならないデザインになっているのは中々珍しい、大体オープンワールドで乗り物を強制されると俺はイライラしてくるんだがこれのバイクちゃんとの付き合いは全く問題なかった
ゾンビの大群は順当に凄いねーって感じ、登場勢力がめちゃくちゃ多い洋ドラ形式なので序盤のスタートはイマイチな感じだが、逆に中盤からが強い構造となる

The Last Remnant Remastered
Xboxの問題作が2回目のお色直しで帰ってきた、Xboxは流石にゲームスピード遅すぎて諦めてPC版は過剰なやり込み要素に負けて2,3回やり直して最後まで行けてなくて今回とうとうクリアした、最高だった
スタートがアレだったせいで世間様の評価は死ぬほど低いのだが、サガとかFF12とか作っていた残党が混ざっているせいかストーリーJRPGの皮を被ったやりこみRPGなので皆さんも隙あらば足を踏み入れて欲しい、PC版は2,3人に配った


▽7月~
あんまり出ない割にホリデーシーズンに先駆けて出したい奴が出てきて
ホリデーシーズンまでに終わるのかに怯え始めるのが夏、今年はまさかファイアーエムブレムが200時間かかるとは思わないじゃん

Outward
小規模スタジオの中編ハードコアオープンワールドアクションRPG、日本語化あり
Skyrimにハードコアなシステムを導入するModを入れて戦闘をDarkSouls風に変更したアクションRPGというのが近い印象
サバイバル的には死んでもゲームが続く、リセットが無し、寒暖の影響がかなり大きい、重量の関係でダンジョンの戦利品は半分も回収できない、といった感じ
サバイバル部分についてはまあ慣れが必要、くらいのレベルとなる、その他良い点としてはシナリオ分岐が大きめな所だ、オープンワールドの自由度はそこそこのサイズがありつつも、3つの勢力による不可逆な大分岐、その中でも選択肢で『説得』が必要となるような細かいクエスト分岐がかなり細かく存在し、リセット不可のゲーム性と合わせてシナリオには緊張感がある、時間制限で失敗するクエストが滅茶苦茶多いのはどうかと思った

無力な一般人としてプレイ!みたいな文言もよく見るんだが実際は早い段階からゲーム内シナリオで超人面し始めるのでその辺は普通のRPGとして考えて頂いて良い

VA-11 Hall-A(ヴァルハラ)
ドルフロとのコラボが来るので積んでいたのを終わらせた、インディーズのサイパーバンクADV
酔っ払いと世間話をしながらカクテルの注文をさばくゲーム、
最初はもっとなぞなぞゲーというか酒の系統だった知識が必要かと思っていたんだが殆どカクテル名指しに近い注文が多いのでテキストを読む分には問題ない、下手をするとADVのテキストをちゃんと読ませる為だけにこんな形式にした可能性もある

メーカーが世界観作っているタイプなので主人公のバーテンダーの個人的な交友関係での小さな事件と共にバックグラウンドでは大きい事件が起きている、そのような世界の問題については同メーカーの他の作品で語られるかもしれない、みたいな構造であり、この辺は好みが分かれる所だろう

とりあえずはサバサバ系のバイの底辺バーテンダーが酔っ払いどもを薙ぎ払うのがメインのADVだ、Steamで買うとカクテル作る時にマウスのクリック回数がヤバいのでSwitch版などをお勧め

・ドルフロ
上記ヴァルハラとのコラボが来たのでついでにまとめて書く、ヴァルハラのコラボはライターがヴァルハラ好きだったのかそもそも凝り性なのかとんでもないシナリオだった、両者の世界観を破壊しない手法で今回のコラボの状況を作り、ライトノベル一冊分くらいのシナリオを完璧に仕上げて完結させてきた、ヴァルハラをクリアしてない奴は完全に置いていく作りだったりクリアしてる奴は状況が違いすぎてて最初戸惑う事になったが、最後には納得する作りだった

ヴァルハラ信者の笹原君がこれのコラボの為だけにドルフロを2,3か月前に始めてコラボシナリオを完走したのはとても綺麗な流れだった、俺も仕込んだ甲斐があったものだ
しかしソシャゲ熱に火が付いたのかそのまま俺の1年半の合計課金額の5倍くらいを3か月で突っ込んでいた気がして今は頭を抱えている、俺はなんてことをしてしまったんだ

その他大型イベントが2回くらい来た気がするが、
基本的には毎月定額ダイヤだけでぼちぼち上位30%くらいをふらふらしている
金額的には『お得な奴』くらいは入れてる感じでミリアサの頃よりは熱心にやってる感じだ、やっぱりシナリオ進めてくれるとやる気が出る所がある

オーケストラコンサートも何とか都合をつけて行ったら俺を含めオケコン初心者が多かったのか隣の席の奴は割と速攻寝てたし一方で物販が見積もりミスって悲惨な事になっていたりした、大陸産コンテンツは大味だという事だろう

GhostRecon Wildland
UBIのタクティカルシューターシリーズのGhostReconの2年くらい前の奴、今年新作のBreakPointが発売し、それが直接の続編との事だったので積んでいたのを一気に終わらせた
Coop重視の作品ではあったが実質ほぼソロでクリアしてしまった、シナリオはそこそこ良かったんだがオープンワールド作りに気合入れすぎたせいで無味乾燥ないつもと同じミッションが途中ずっと続くのは厳しい所はある、Coopで誤魔化してやるべきだろう

西側の大会社がしっかり金かけて作った最新のCoop対応オープンワールドTPS、という視点ではかなり完成度が高い、Coop周りのストレスは色々あった同社のFarCry4辺りと比べても殆ど無いと言っていいだろう

BreakPointは何故か直前になって装備レベル制が実装されてMMORPGになって見なかった事にした、多分あれ最初から言ってたら総叩きでキャンセルされてた仕様だと思うんだよね

ファイアーエムブレム風花雪月
ファイアーエムブレムはそこまで思い入れもなくWii系をやってなかったりで流していたんだが、シナリオの評判が良かったので買った、かなり良かった
シナリオ大分岐がかなり大きく入っているのが懐かしい感じ、マップの使いまわしが多いとはいえ登場人物を切り替えてどの勢力と一緒に歴史の教科書を書き換えていくのか、という感じは上手く出来ていた

一方で名無しのマイキャラが今回思いっきり設定盛った主人公となっており、学園生活とかギャルゲー要素がかなり多めに切られたなど、単純なSLGとしてはマイナス点も多い、難易度も大味だ

▽10月~
発売日が被って波乱のホリデーシーズンとなる見込みだったがGhostRecon新作がいきなりクソみたいなネトゲ仕様になってファッキンクレイジー!って叫んでイース9やりながらCoDを待つ事になった、そういえば今年はEAのゲームやらなかったな

イース9
お馴染みF社の夏休みの宿題、なぜかオープンワールドの3次元強めアクションになっててしかも出来が良くてビビる
基本はいつものイースなんだが今年もいつも通り新要素を増やしつつ増やしたけど尖ってた要素を遊びやすくしてきた、オープンワールドに気合を入れたせいか新しく増えたけどちょっと邪魔な新要素というのが今回無かった気がする

シナリオは何故かアドルさんが異能覚醒中二ストーリーに被れて盛って書いたとしか思えない内容だったが、開幕からメインクエスト系のでかい謎を提示しながらサブクエストもそこから離れすぎない構造でダレる感じが少なめで印象は悪くない
最終章はちょっといつもより地味だった気はするが、赤毛の最近の著作いつも世界滅びかけてたしこんなもんだろう

Call of Duty: Modern Warfare
CoD4のリメイクで死ぬほどロシア叩きをして大炎上している、過剰なロシア叩きと中東のゲリラ周りの描写多めなのがちょっと好みが分かれる所だが、久々に元気なプライス大尉が見たい人には問題ない内容だろう、QTEも少な目!

マルチプレイはYoutuberの時代が来た事によって流行り廃りの影響が滅茶苦茶大きくなってしまっているスピードについていけない身が情けなくなったりしてる内にDeathStrandingが来て中断している感じです、まあ暇を持て余したら帰るかもしれない

・DEATH STRANDING
小島監督の新作、いつまでたっても『ゲーム』の情報が出てこなかったのでこいつただのビッグマウスなんじゃないのかと懐疑的な目になりつつあったのだがMGSとZOEの遊びやすさのセンスは否定しきれないんじゃないのかと懊悩の日々がとうとう終わる時が来たのだ

まだ終わってないんだがアクションゲームとしての動きやすさのストレスは殆ど無い、この辺のバランスは相変わらずなので良いスタッフを引っこ抜いたんだろう
ただこれはアクションゲームではない気がする、ノーマンリーダスごっこをするADVゲームを作ったのかなという感じが凄いするんだがノーマンリーダスが人間不信なせいか主要人物に話してて楽しい連中が一切居なくてこれはADVとしてはどうなんだと言った感じでそろそろ終盤だ、しばし待て

十三機兵防衛圏
何か滅茶苦茶延期してたヴァニラウェアの新作、オーディンスフィアをやってないので別にヴァニラウェアに思い入れは無いんだがデモ動画を見てガンパレードマーチみたいなゲーム画面で体験版をやってみたらあのシステムを完成させましたみたいなシステムでやられた、他のゲームを全てキャンセルして取り組むことになった

出来のいい戦略マップ見下ろし型のセミリアル戦略SLGとタイムトラベルとロボットが絡むせいで異常に難解な時系列となった13人の少年少女達の学生ロボット物ADVの2本柱となる、時間をかけたせいかどちらもかなり丁寧な品質で作られているのだがどちらにせよ滅茶苦茶癖が強いので本編に引継ぎ可能な体験版でご確認頂ければと思う


▽来年に向けて
書き連ねてみるとシーズンごとに夢中になってるでかめのゲームが出ていたように見える、良い傾向です
ただ来年の買う予定のゲームはいまいち見えてこないというかほぼ春に集中している、TheLastOfUs2はたしかマルチプレイ搭載しないって話だし困っちゃうかもな
最近の良い話としては出るって言ったのに全く音沙汰が無かったIntoTheBreachが国内Switchに来ます、最高の詰み将棋ゲームになるかもしれない本作は出張先のホテルでやるのに最高

FFVIIはFFXVっぽい戦闘システムらしいんでまあ期待したい、俺はベタ移植よりガンガンやらかしてもらって良い奴だ

The Last of Us IIは今更アクション面についての不安もないだろうし、もはやあの映画の続編に期待しようという話になるだろう

Cyberpunk2077はちょっと悩み所、そもそも俺はサイバーパンクの教育を受けてないのでブレードランナーも別に好きじゃない男だ
でもSyndicateのゲーム版は好きだった、まあ分かりやすくカッコいい男が居れば良いのかもしれない
Syndicateというかダブステップ繋がりだとGhostrunnerも来るはず、サイバー忍者が壁走りしながら刀振り回すFPSのはずなんだがあれがTitanfall:拳なのかMGSRising2なのかで話題のなり方も変わってくるだろうがまあ2020年に出て欲しいもんだな

Dying light2はやっと来るのかといった感じ、何でお前ら金にならなそうなDLCばっかり作ってたんだ、PS4版売り払った後にシナリオDLCが出てたらしいんでどっかでDLC分をどうにかしないといけないかもしれない、PS4版買い直した方が早いかもだな

それではまた来年もお会いしましょう、私はこれから道東シベリアに送られる事になるでしょう
十三機兵防衛圏
なんかめちゃくちゃ延期してプロローグ版とか出して延命してた印象がある
ロボットSF系ADVと見せかけたちょっと古いSLGゲームだった

戦闘難易度を最大にして30時間少々で進捗100%、ちょっと埋めてプラチナ、
今はエクストラステージの攻略が残っている状態、
と思ったらエクストラステージがいつまで続くのかマジで分からん事態になったので見なかった事にした


▽概要
ADVパートとSLGパートの二つがある、
SLGパートの前日譚としてADVがあり、13人の少年少女達が何故機兵(ロボ)に乗ったのか、
という物語をタイムトラベルを絡めて極めてややこしく表現していく

戦闘パートについてはお洒落なRTSではなく
行動選択でガンガンポーズがかかるセミリアルタイムなSLG、
ガンパレードマーチとかグローランサーとかあの辺に近いだろう


▽シナリオ
公式と体験版相当の範囲で書くと、13人の少年少女の複数の時代の話である
メインとなる1985年の他にも1945年と2025年、2065年の4つの時代が中心となる、
1985年以外の時代はすでに『怪獣』に襲われている、
そして1985年にいるはずの彼らは2025年にも、1945年にも存在していた
タイムトラベル、そして彼らのちぐはぐな言動は機兵が関係していてーーー?

といった感じの内容を最終的に13名を所々ロックがかかる多少の自由度の中で読み解いていく事となる、戦闘がどこまで進んだかで大雑把に3,4章くらいに分かれているが、
メイン主人公の鞍部十郎の開幕の日常パートの時点で機兵が出て来たりで常に彼らはタイムトラベルを始めとした謎に翻弄させる事になり、シナリオとしてはかなり短く高い密度で詰まっている


▽戦闘パート
基本的に最大6体の機兵をアタッカーとして配置する戦闘となる
近接戦用の第1世代、万能型の第2世代、遠距離型の第3世代、飛行支援型の第4世代があり、
パイロットによって機体の種類が決まり、武装の種類とアンロック順に少々の違いがある

戦闘は武器の使用か移動を選んで武器を使用すると一定時間クールタイムという形になる、
機兵は繊細な為、敵に轢かれるとほぼ即死なので敵の進路を塞がずに横からぶん殴るか
そもそも遠距離から殲滅する事がセオリーとなる、ぶん殴るのは本当に大丈夫なのか

クリア条件は怪獣の殲滅、または時間内防衛となるが、
TipsのアンロックができるSランククリアを目指すなら殆どの戦場で殲滅をする事になるだろう


▽バランス
ADVSLG合わせて30時間程度で切られている為か、バランスがしっかり取れている
難易度が3段階あるのだが、最高難易度のSTRONGでも敵が固くなってレベル上げが必要、という調整はされていない、事前情報から相性を想像し、優位な攻撃を行えば1,2撃で大抵の怪獣は落ちるようなバランスとなっている

連戦ボーナスが存在し、それの倍率が非常に高い、連戦ボーナスを維持していけばSTRONGでもサブミッションやSクリアを失敗して何度かリトライする、程度で詰まらずに最後まで進行できた、ラストミッションで連戦ボーナスが切られて辛い感じになった

連戦を行うと疲労限界が来るので、連戦を行うなら13人を交代させて全員使うと効率が良い、というバランスになっている
嫌なら連戦を放棄するか、序盤のミッションを流して連戦維持しながら回復させるといった事もできるんだが、サブミッションでこいつを使えといった内容も多く、ちゃんと全員使ってくれよなといった組み方が自然にされているのは好印象


▽良い所(シナリオ)
オムニバス形式で同じ顔して時系列やら記憶障害やらで全然違う事話す連中がごろごろいるせいでシナリオを読み解くのが難解かと思われたのだが、最終的に1985年の最終決戦に対して各人のラインが収束していく感じになっているので中盤から面白くなっていく

少年少女のありかたもそれぞれで、大日本帝国の為に戦う男、一目惚れで突っ走る少女、SFオタク、焼きそばパン、映画オタク、チャラ男、リーゼントなどスタート地点がかなり違う、一見全く絡みのない彼らが機兵と以前の怪獣との戦争に巻き込まれて関わり合っていく形は非常に良く出来ていた、日常ロボSFが大丈夫なら多分大丈夫だ

どうせ過去話でしょ?といった感じで読み始めた訳だが、惚れた男の事に一直線の女の子が騙されたり悪い奴に捕まったり酷い目に遭いつつも最終的に男と周囲の皆の為に軽口とも見える振る舞いをしながら機兵を起動するシーンは感動的ですらあった、ここまでやって初めてアニメの1話が入るのか!となる
最後の方は結構みんな一緒に動いてるのでそもそも機兵を起動しないでToTheLastBattleとか書かれる奴もいる、さもありなん


▽良い所(ADV)
2Dタッチ横スクロール総当たりADVなので数年延期してもグラ的には見劣りなしでお得、キャラの可愛さを出しやすいサイズですね
表情と仕草の差分はかなりの量、ボイス量も普通のADVに近いとあって古臭いシステムに見えてかなり贅沢な作り方をした気がする
▽良い所(戦闘)
4つの世代の機兵を長所を伸ばしながらアンロックしていき、
そこそこ分かりやすい相性と機兵の扱い方を尖らせていくのは中編SLGとして分かりやすい
失敗した時もリカバリ向けのマップ全体コマンドがあるので厳しすぎない

最初はすぐ事故っていた第1世代が中盤からは高速移動しながら無双するようになり、
ミサイルばかり撃っていた第2世代は水際を抑えるコントローラとして機能するようになり、
第3世代は全体への飽和攻撃と敵要所へのピンポイント攻撃が行うようになる
第4世代は、第4世代は遠距離からフレアとかを撒けるぞ!多分グラビティミサイルとか使うべきだったんだと思う、ビットは撃ち漏らしが減るので数字にはあまり出なくなっていくけど便利


▽エクストラステージ
戦闘がまだやり足りない人向けのエンドレスステージ(イメージ)
あからさまに敵の数が増えたりフレアでミサイル無効化してきたり殺す気になってきて、
フレアが展開される20面くらいからは敵が沸いた瞬間フレア貼られる前に核ミサイル撃つゲームにすると効率が良くなってしまってちょっとワンパターンになってしまった
かといって武装の半分はミサイルなのでそれやらないなら毎回ジリ貧の戦いになりそうなバランスだ、良いんだか悪いんだか

エクストラステージWave2の動画

▽感想
SFADVとセミリアルSLGを高いレベルでまとめてきたまさかの遅れてきた傑作だった

ただどっちかの要素が肌に合わないなら辛いと思うので本編引継ぎ可能な体験版をよろしくお願いします

ModernWarfare

▽概要
僕たちのCoDが帰ってきた!編
名作CoD4を作ったInfinityWardがCoD4をリブートするという
尻切れクソクリフハンガー決めたCoDGhostsはどうしたんだよといった感じの
CoD16(Wikipedia的にはWii版もナンバリングに入るっぽい)です


▽キャンペーン1
プレイアブルは新キャラ2名が基本となる、主人公はいつものキャプテンプライス

シナリオ的には中東勢力とネオソ連勢力が暴れてたCoD4からちょっと現代風に進んで
「先鋭化した中東勢力」とそれに裏からちょっかいをかけるロシアと
残忍な敵を倒すために苦渋の決断を下し続ける痛みを知る男キャプテンプライスの話となる、
アメリカの男達は残忍なロシアと戦う為に仕方なく残酷な行為をしています、
全部ロシアが悪いですといった内容で絶賛大炎上中、ロシアで売る気ないだろこれ

あとプライス大尉グリーンベレーにハマってたのか
中東の現地勢力と仲が良いのでそいつらの出番が死ぬほど多い、
特殊部隊枠はそのままで陸軍枠がゲリラ枠になっちゃった感じ


▽キャンペーン2
死ぬほど趣味が悪い、敵勢力は隙あらば「虐殺」に分類される行動するし
それを止める為にプレイヤーキャラが民兵なのか民間人なのか分からないグレーな相手をしたり
そもそもCIAでもバレるとスキャンダルになる行為をやらされる事になる、
そしてそれを「敵が悪いから」という風に丁寧に描く、
はいはいCIAとSASは正義の味方じゃけえみたいになる

ちょくちょく民間人が出るのでROE(交戦規定)についてはいつもより気にするシーンが多い、
暴力のルールのお勉強には向いている作品だろう


▽キャンペーン3
何かムービーだけ最高設定にされるのかムービーシーンだけ死ぬほどカクついて勘弁してほしい


▽マルチプレイ
4週間前はスラグ弾で即死する725が流行ってて敵の半分がスコープなしで突砂してくるような状態だった
2週間前は敵の半分が絶対に抜けない盾で爆発物耐性つけてモーションなしで投げナイフ投げてくる状態だった
ちょっと今はアメリカ救ってるので落ち着いたら暇を見てアジア鯖から脱出してアメリカ人にクソPing死ねよと罵られながら夜戦かハードコアに入っていきたい、とても辛い

味付けとしては本当にMW1、2あたりに戻ってる気がする、
爆発物がほぼ無限にできたり尖ったビルドが多いんだが
今はYoutuberのせいかマジで流行りの影響がでかくて酷い事になってる

クロスプレイについてはPC版でやってる分にはまあ違和感はない、
アジア鯖だとPSNから入ってる奴と戦う事も多い気がする、椎茸はたまに一人で入ってくる
PCでコントローラを選択する事もできるんだが1回やったら結構酷い事になった、
慣れるまで1,2週間やらんと戻せない気がするし普通にマウス勢とマッチングした

NukeTownは無かった、狭いマップは追加されたがえらい複層構造になっててフラグ祭りではない
2つ程リスポンが一切変わらなくてスナイパーが一生同じ場所に居たりそもそも有利不利がはっきりしすぎなマップがある、あれはどういう戦いの流れにしたかったんだActivision


▽GroundWar
おなじみマルチの大人数戦GroundWarがバトルフィールド方式になって
EAの社長がウェルカムエリックって切れながら言いそうな事態になった

BF3,4あたりから比べるとマップの密度は高めに切られていて、
前線はできやすくなってる印象はあるのだが、
当然ながらマップ端に崖があってそこに戦車が陣取って大暴れみたいな状況は発生する
崖は陣取りには直接影響しないのでその状況は良いんだが、
それを排除するべきだなと思っても個人、または野良ではどうしようもないのはBFと同様、
この辺はWoTみたいにマップを使った【提案】ができても良いと思うんだが
コンソールベースだとやっぱり無理かもしれない


▽SpecOps(Co-op)
従来のSpecOpsにあたりクラシックモードとPAYDAYモードがある、
PAYDAYモードにはシナリオが付いてるらしいんだが、
難易度設定もない状態でPAYDAYやらされるので最初のマップから
いきなりジャガーノート6体固定湧きとか気が狂った事をしてきて
野良プレイが絶望的だったりした、敵も無限沸きだ

多分過疎ると思う


▽総評
キャンペーンはロシア叩きがわざとらしすぎるのを除けば最高だったので来年Treyarchがアメリカ叩くのを作ればバランス取れるかもしれないがそれやるとトランプ氏にバチコンされそう

マルチは2段ジャンプとかスラストジャンプとかウォールランとか無いので100点だったけどBO2やCoDGの頃の落ち着いた砂場みたいな遊び場では無かった、まああの丸くなっていく世界はそれはそれで色々言ってたのでこんなもんかもしれないがユーザの遊び方が変わった方が大きい気はしている

まあ一人でやるには良いだろう、ムービーのカク付きについては何度かパッチ当たってるので落ち着いたらベテランやりたい
イース8

イース9
45時間くらいでハードでクリアしてEasyのボスラッシュをざっと流して
ナイトメアトロフィーだけ残った状態となった

引き継ぐとかなり楽になりそうだったので無駄にInfernoにしてみたが例によって変な倍率掛かってるのか最強装備でも敵が微妙に即死しないけどほぼノーダメージ、みたいな状態になってる、
イース8だったかは古代種だけ補正入ってて最強装備だろうが即死みたいな感じだったが、
今回はフィールドに古代種歩いてないので大丈夫です


▽あらすじ
セイレン島から脱出したアドルとドギはとうとうロムン帝国の外周にあたる
監獄都市バルドゥークにまで足を延ばす事になった
しかし678と派手にやらかしたアドルはロムン帝国に手配されており、監獄へ収監される事になる

監獄都市は流石に壁壊しのドギも迂闊に手を出せない(時間があれば壊した気がする)、
単身脱獄したアドルは脱出路にて怪しい女に襲われ、怪人に姿を変えられてしまう

怪人<赤の王>は他の怪人らと共に夜の化け物達と戦わねばならない、
なぜ怪人達はこのような宿命を背負わされるのか、その謎はやはり監獄にあった


▽システム
イースがとうとう3Dオープンワールドアクションに進化した

ロムン帝国領らしく巨大な監獄都市を怪人達の特殊能力で自由に飛び回る、
壁をぶち破って新しいエリアを開放してさらに走り回るのは中々爽快

イース8(PSV)までは古来からのフィールド見降ろし気味アクションとなるシーンが多かったが、
イース8(PS4)辺りからカメラが近づいて普通のアクションっぽい見た目になった気がする(PS4版は体験版しかやってない)

3Dアクションとなるとイースの爽快感が変わるのではないかと懸念していた時期もあったが
セルセタの樹海(イース4リメイク)辺りからキャラを3Dにして2Dに見せるように変わったり
東京ザナドゥでTPSカメラの3Dアクション試したり爽快感を落とさずにじわじわ改善を重ね、
とうとうオープンワールドアクション風にイースがストレスなく楽しめるようになった、
えらい堅実な進捗だった気がする

フリーロームの仕様はちょっと遅いダッシュ、2段ジャンプ、無限エアドッジロール、
固定位置へのワイヤーワープ、壁登り、グライド、アイテムの透視、壁壊し、地面潜り
地面潜りは最後に増える割に実質しゃがみ操作だったり、
壁登りからの三角飛びが無かったりはするが、街中の移動については殆どストレスはない、
フリーロームのストレスなんてものは2段ジャンプと壁登りとグライドがあれば9割解消される

ダッシュが遅いのは設定というか処理落ちな気がする、誰も居ない室内はえらい早い
ドッジロールとダッシュが同じボタンに割り当たってるせいで壁を登ろうとする時にドッジが必須でズレて落ちる事がちょくちょく起こるのはマイナス

その他構成要素はイース8と大体同様、釣りが削除されたくらいで防衛戦すら続投しているが、
イース8より防衛戦はSランク取りやすくなった気がする、
1面だけ不意打ちの設定が雑で先読みしないと即ゲームオーバーみたいなステージがあったが


▽バランス
ハードは温め、雑魚のダメージ自体は結構あるのでたまに瀕死になるけど
アイテム勿体ないから1回戻る、みたいなシーンはイース8より少なかった

金がかなり辛かったんだがそれは俺の装備の方針が良くなかった、
セルセタとイース8あたりは店売り装備を買う、1段階強化する、次の装備が売り出されたら買う、といった流れだったが、今回は店売り装備を3段階強化すると次の段階へ進む事ができる

序盤は普通に3段階強化できたのでその方針でやってたのだが、パーティー人数が増えるのと同時に素材要求量も跳ね上がって行き、終盤は普通に店売りで毎度買い直した方が安く上がっていた、
鉱石が常に不足したせいで他に回す余裕がなくなったので、ハードくらいなら武器の改造は一切しなくて良いバランスだった気がする


▽トロフィー
トロフィー的な難易度は低め、コレクタブルは透視とミニマップと統計で何とかなるし、
隠しクエストはミニマップに表示される
人物ノート回収する会話も大体目立つ所に立ってる奴にしか無かった気がする
任意の仲間集めの時限もかなり緩めに切られていた


▽キャラ
<赤の王>
手記(イース)を書く際に『盛った』と見られる赤の王ことアドルクリスティンさん
パパのドギに隠れ家の経営をまかせて今度は不思議の監獄を冒険だ<白猫>
当初トリックスターっぽい言動をしていたが割と速攻素が出て
ヤンキーの鷹と素で頭悪い事言い出す赤の王に振り回される気の毒なメインヒロイン担当
いつものロリハンマー担当だが特に特別脆い訳でもなく普通に強い

<鷹>
辻斬りヤンキーの癖にいつもアドルの隣で相棒っぽい所に立ってる怪人ブルー、ハートマーク多め

<人形>
開幕から私は人形ですアピールが入ったせいで中の人がモロバレになる分かりやすい怪人ホワイト

<猛牛>
筋力と乳のサイズだけで名前が猛牛にされたとしか思えない気の毒な怪人ピンク

<背教者>
何かふらふらしてる怪人グリーン

その他、リーダー面してついてきてる癖に一切戦闘には参加しないアプリリスさんや
脱獄者が出るごとに増えていく酒場の店員が仲間の皆さんとなる


▽シナリオ評
ちょっと短め
東京ザナドゥっぽく仲間一人ずつ加入して全員揃ったら敵の陰謀が本格稼働するが、
全員集合後速攻で終わる感じがあるのと最終章の規模が普段のF社作品と比べて地味な感じ

見事に異能力者中二ストーリーではあるんだが、ファンタジー世界だと割と素直に見れるからお得、多分アプリリスはビルの屋上で始まったかとか言う

各人の話とサブクエストは重すぎない程度に、監獄から離れない程度に割り振りつつ
監獄の中にプレイヤーにしか見えていない明らかな謎を明示して引っ張っており、
最後の盛り上がりが弱い以外は嫌いじゃない


▽村人
イースも村人に名前があるタイプだが、マップが広くなったせいか話せる村人はかなり減り、
名前が無い村人はポップアップで世間話をする方式になった、
まあこれはマップをでかくする以上仕方ないだろう、
正直このサイズで毎回一人一人話しかけるのはかなり辛い


▽総評
F社の事だから2年くらいでPS5に移植するとは思うが、フリーローム部分は良く出来てたし
ダンジョンの3次元隠し部屋ギミックの密度も中々だったので気軽にお買い求め頂ければと思う

今の所他の作品やらなくても大丈夫な一作完結ではあるんだが、
最近ロムン帝国の話が多くなってきたのでYs10でアドルの転機みたいな事やりそうな懸念も若干ある、ちょっと次回が連作になりそうで怖いね、妙に今回セイレン島と『アドル』の話が多かった
ファイアーエムブレム風花雪月
さて珍しくファイアーエムブレム、3DSやWii系は触ってなかったので封印烈火以来となる
烈火はヘクトルノーマルが攻略本見ながら丁度良い難易度だった、
3DSの新暗黒竜は試しにハード5にしてみたら酷い目に遭った

今回はわくわく学校生活とか温い感じの事言いつつ3国間戦争って
それつまり学友同士で殺し合うのでは?そうだったというので若干話題になった、
俺は若い男子を曇らせたかった

この辺ネタバレな気もするんだがTwitterでは風花雪月と言ったら顔見知りを殺害する道徳0エムブレムみたいな煽られ方が1発目に飛んできたりするし公式見たら1クラス選ぶ、後々戦争になるとかは明記されてるので諦めたい

とりあえず1週目を70時間くらいで終えて2週目に入っている


▽あらすじ
父と共に傭兵として活動していた主人公が士官学校の学生を助けたら
そこは父親の古巣でそのままあれよあれよと大教会兼士官学校に連れ戻されて
そのまま教師にされてしまったぞ
士官学校は3つの大国の若き勇士を育てる場であり、所謂大陸の縮図であった、
主人公は後の戦乱の前夜となる1年を教師として過ごす事になる


▽学校生活について
以上の公式文章を適当に意訳した分から、今回はペルソナ3以降の学園システムとなる
戦闘は基本いつものFE、仲間キャラが殆ど最初から居るのが特徴、
最初に3クラスの中から一つを選び、8人くらいの生徒達が主な仲間キャラとなる
選ばなかったクラスからも大半は引き抜き可能で、ジェイガンが随時増えていく形

生徒は普段の授業によって武器レベルなど技能レベルを強化できる、
大雑把には戦闘でベースレベルを上げて、技能レベルは授業で上げる事になる
ベースレベルと武器レベルなどで資格試験の合格率が変わる

生徒の育成システムによりキャラビルドがかなり自由化された、
職業はパラ補正とスキルの為にあり、魔法の使用有無以外は基本何でも使える、
魔導士は剣を振るしソシアルナイトは弓を持つ、ボウナイトは何故か最上級職になった

休日は散策、補習、フリーバトルを選択して行い、毎月の末に課題を行う事になる、
これがいつものFEの章戦闘となり、インターミッションが一月あると考えると分かりやすい


▽戦闘
いつものFEと言いたいところだが、スキルと戦技が増えてる
戦技は特攻ついたりする代わりに武器折りやすかったり2回攻撃できなかったりする
流星剣を任意で使えて凄い!と思ったんだが多分あれ鋼の剣速攻折ると思う
スキルは職業や武器レベルなどで増えていく
※戦技とかはWiiシリーズからあったのかもしれない

あと騎士団を配備するとパラメータ補正がかかったり反撃不可の計略が使えたりする、
計略が入ると動揺して移動不可になるなどの補正がかかるので
再移動可能な騎兵が使うと結構なぶっ壊れ要素となるが、
ノーマルでやった場合は中盤以降必殺20越えがザラなので小細工がいらなかったりした

あと主人公のイマジナリーフレンドのソティス様の力で指定回数ゲームを巻き戻せる、
クイックロードをゲーム的に追加して遊びやすくしようといった印象を受けた
レベルアップの厳選に使えないようになってるのは慈悲なのかもしれない
※仕様的にはうたわれるもの2の巻き戻し機能に近い


▽難易度
ノーマルハードとカジュアルクラシックの2つに分かれた難易度設定がある、
ハードは単純にやばい、こっちが2回攻撃してたのが相手が2回攻撃するようになって
命中率も20%くらい下がって外す事が多い
ノーマルは真面目にキャラを鍛えてると中盤以降でエースが死ぬことは殆ど無い感じになる

カジュアルは味方が死んでもロストしなくなるというのが目立つが、
それは今回巻き戻しがあるのであまり関係ない、
どちらかというとフリー戦闘が増えるのが大きいだろう

2週目ちょっとやった感じハード・カジュアルが丁度良いかもしれない、序盤死にまくるとは思うのだがカジュアルは撤退時にEXP引継ぎあるので序盤ちょっとやり直せば終盤の温さが減る、といった感じになるかも

今回はいつの間にか魔導書が折れなくなってた(毎マップ使用回数全開)ので
レスキューとかワープとかいつも縛っていたアイテムがガンガン使えるのは新鮮だった、
武器は壊れたらロストせず修理できる、リサイクル強化は損した感無くて良いと思った

いつものユニーク武器枠として英雄の遺産というのが結構気軽に手に入るんだが、
例によって最終面でしか使わなかった、専用戦技もいやこれただの火矢だなみたいなのもあった、2週目では適当なタイミングで巻き戻しながら確認していきたい


▽良い所
・学園生活
選ばなかった学級のキャラともポジティブな会話が多く、
普段歩いてるとあいつを見つけましたといった形でキャラ名が表示されて人の名前を憶えやすい
他所のクラスと仲良くなって世間話をしたりスカウトしたりする事になる、
そして戦争になると皆戦場に出てくる、ハーディンが16人くらいいると思ってほしい

・フルボイス
学校のモブにも声が付いていて、いつもの門番にすら個性がついているのが印象的だった
学生らの日常ボイスも1年間となると相当な量になるので、日常の色どりは大変良かった
戦乱の中で再開した時ももちろん良かった

キャラに愛着が出るというのはもちろんメインシナリオへのポジティブな影響も出る、
これキャラロストとスカウトが無かったら色々良い話になったような気がするが、
それはそれで密度がどこも高すぎて話が散らかるかもしれない

・キャラビルド
職業による武器制限が撤廃されて最初から8名の育成計画が中盤まで参照可能な為、自由度はかなり高い
一応得意不得意の個性付けはされているので、実質的にはキャラごとに2~4ルートくらい用意されている事になる、それが最大だと20人超えて出撃人数も15人程度になるので終盤は育成疲れが出てきたりはした

・ローレンツ
OP映像で陰険なインテリっぽい口してクロード君にも面倒な貴族扱いされてる枠だが支援会話が入る毎に好感度が上がる不器用野郎ローレンツ君は最高だったのでよろしくお願いいたします、後でまとめ画像作る


▽悪い所
・学園生活
これによってプレイ時間が3倍になった、オープンワールドで移動して皆と話すというのは結構な重さであるのに加え、学園内に色んなアイテムが落ちててそれによって日常の行動回数が増える経験値になったりユニットスカウトにも影響してくるので放置するにはデメリットが大きい
というか支援会話見てないとノーヒントの落し物の持ち主探し止めろ!仲良い奴が教えてくれてもいいじゃん!

あとこの辺の行動計画にブレによって難易度がかなり上下に大きく切られている印象、
ノーマルは温すぎでハードは最適な行動を求めすぎなような感じかもしれないが、ハードはいつも頭悪い難易度だった気がする

・マイユニット
烈火の剣あたりから導入されたマイユニットだが今回思いっきり貴方が選ばれし勇者なのですみたいな感じで言われ続けて違和感がある、今思えばマルス様は凄い剣使える以外は大人しい奴だった気がする


▽キャラ短評
残念ながら今回は完全なキャラゲーなのでこの欄を設ける、FEも堕ちた物ですね!
今回はチャラ男の金鹿ルートをクリアしたのでそこを中心とする
2週目王国クラス行ったら男同士の支援がB止まり多くて仲良くしろってなる

・クロード
級長のチャラ男、獅子身中の虫っぽい独り言をよく言う奴だが作中一の常識人だった可能性が高い
死ぬほど強いが途中で要求Aの専用剣出てきて泣く事になる、別にそれは使わなくても良い
アーチャー系使ってて2部で専用職になると弓の射程が落ちるので
アーチャーマスターして射程パッシブ取っとくと良いかも
実はロードになれたのだが適職のアーチャーが見えてたのでロードの存在に気が付かなかった、2部入ってから俺ロードになろうと思うんだとか言われて君もうドラゴンロードでしょと思ってたら中級職にあるのに2週目で気付いた

・ローレンツ
2番貴族のボンボン、嫁探しもしてて平民女子にお茶の誘いをかけないので嫌われている
一方で支援C会話の時点で平民に対しても人を見る目がめちゃくちゃあるのが判明、
古き良き領民の事を考える『理想の石頭貴族』に被れている領民に坊ちゃんとか呼ばれるタイプのボンボンだった
ダークナイト向きの得意科目持ち

・ラファエル
金鹿のゴリラ担当、頭が悪いが主に外伝でめちゃくちゃ良い奴、
プロフィール欄見た瞬間重い事書いてるとは思えないくらい良い奴
基本的に殴って避ける、頼りになる

・イグナーツ
金鹿の平民眼鏡担当、特徴は地味眼鏡だが支援会話で意外と春が多い、レオニーとのA会話が好き
弓魔から剣士寄りに転向しようとしたらどっちつかずになって最終的に宝箱開けてた、
結構避けてたので普通に盗賊型で良かった気がする

・ヒルダちゃん
おねだりクソ女担当、お礼がしっかりしててあんまり憎まれないタイプ
主武装は斧、やりたいって言ったのでドラゴンナイトに進めたが周囲の男強化する
パッシブ持ってるのでアーマーナイトの方が向いていたかもしれない

・レオニー
傭兵志望の姉御枠、旦那として求婚されて傷つきがち
ボウナイト向けな得意科目だが終盤回避が足りなくてよく死んだ、
もしかしてソシアルナイトよりアーチャーの方が回避伸びる?

・リシテア
天才少女枠、ツィリルにお姉ちゃんぶってる時は死ぬほど可愛い
ローレンツと専用装備が被る純魔向きなので運用は悩み所、
実は剣が得意なので純魔の傍ら魔法剣を使うと良い数字を出す
信仰を上げるとワープを覚える

・マリアンヌ
金鹿の根暗女担当、支援会話でもほとんど良い所なしだが
外伝でいきなり根っこが解消されたりしてシナリオで若干割を食ってる
ホーリーナイト向きの純支だが、今回テルミドールが無いので馬は気長に仕込んでおく必要がある

・フレン
謎の無敵ふわふわお嬢様、魚と聖人に詳しい
支援向きだが特に騎乗適正も無かった(多分)ので踊り子枠にした、
レスキュー、リザーブを覚えるので終盤は超範囲回復で戦域を持ち直すのもしばしば、
リザーブの回数を増やす場合は純支援のままの方が良い

・レア様
大教会の最高位、よく征伐を唱えるやべー奴

・カトリーヌ
騎士団の主力、レア様万歳のやべー奴

・ツィリル
レア様の従者、レア様万歳のやべー奴

・セテス
レア様の補佐役、レア様と妹がやべー奴な気の毒な人


▽感想(道徳0エムブレムについて)
実際クリアしてみるとそうでもない、カスパルと主人公の戦闘前会話は最高だった

別クラスのキャラもスカウトできて助かる場合もあるし、そも倒さなくて良いシーンが殆どだが、
誰もスカウトできなかった人は毎回のように友人を倒す事になるのでスケジューリング苦手な人ほどダメージを受ける構造になってるのは若干悪意を感じないでもなかった

キャラ数が増えすぎたせいであまり複雑な分岐はないようで、
同クラスの仲良しさんで説得といった要素も殆ど無かった様子、
本当は説得できたのに殺してしまったエムブレム経験は控えめっぽい


▽感想(メインシナリオについて)
主人公が無言根暗英雄になった一方、
級長が全部分かりやすくクラスの馬鹿どもに説明してくれるので話はかなり分かりやすい

平和な学園生活が押されているのでいつもの空気とは異なる感じはあるが、
闇とか伝承の話の展開はそこそこ早いので中弛みする感じは少ないし、
間者とか誰それが裏切ったなどの話もあり、外面ほど仲良し学園生活ではない、
犯人捜しをするパートなどはえらいギスギスする

2部からのジェットコースター話は中々ストレートな今までの答え合わせとなる、
パーティーも殆ど動かないので2部の育成パートは邪魔だったような気はする
FF12所感

THE LAST REMNANT
クリアした、セーブ上は多分200時間は行ってない気がする
3,4回他プラットフォームにて断念していたゲームだが、PS4版にてついに1週目で全クエスト、全ギルドアドベンチャー、全実績消化となった


▽今回の変更点
TheLastRemnantである、元々Xbox360で出てPC版が出て今回が2度目の引っ越しとなる
Xbox360はどうみてもプロトタイプ版であり、ロードは遅い、移動も遅い、戦闘はガクガクする、パーティー編成も恐らくメモリの都合で制限されるなど快適性の部分で非常に難があった

PC版は移動が遅い以外は解消され、Xboxのハード制限であったであろうパーティー編成周りも制限がなくなり、全体的にバランスがとり直され、いくつかの追加要素を入れたバージョンとなる

今回のPS4/Switch版はPC版をベースにゲームエンジンを最新版へ刷新し、いくつかのリバランスを入れたバージョンとなる、目玉としてはゲームエンジンの更新によるグラフィックの向上になるが、プレイ感として一番大きいのは『ダッシュの追加』となる、これはPC版でもチートツール使わないとできなかった

ちなみにPC版はリマスター発表前後から販売停止になっている、アップデート対応というには無理がある気もするので、おそらくほとぼりが冷めたタイミングでRemasteredを新しく販売するという形になるだろう


▽あらすじ
『レムナント』の研究者である両親を持つ主人公、ラッシュは島で妹と二人で暮らしていたが、ある日妹が謎の男に攫われてしまった
両親とは連絡が取れず、一人ラッシュは妹を連れて飛び去った怪鳥を追う事になるのだが、その途中ジャーナ族とアスラム国の紛争に巻き込まれてしまう
セラパレスの属領であり紛争の駒として使い潰されているアスラムの公であり、
野心家でもある青年ダヴィッドは著名なレムナント研究者であるサイクス夫妻の息子であるラッシュに恩を売れると気付き、世間知らずで無礼な彼へ協力を申し出るのであった


▽世界観
飛行船が無いFF12と捉えても大体問題ない、一部スタッフがダブっている為か、地名にそれっぽい部分もある
カエルとトカゲが開幕仲間になるタイプの多人種世界にて、住人は太古の謎のオブジェクトである『レムナント』の恩恵を受け暮らしていた
『レムナント』は大小を選ばず存在しており、小さい物は武器やアクセサリーとして装備されるし、その辺に落ちてる宝箱その物がレムナントだし、大きい物としてはゲーム中に訪れる町はほぼ全てがレムナントの周りに町を形成している、
各国は評議会からレムナントの管理を任されており、レムナントの数は各国の発言力に直結する、世界はレムナントに溢れている


▽システム
RPGとして一番特徴的な部分は『軍団バトル』となる
プレイヤーは5名5グループを最大18名までで好きな陣形で編成し、戦闘はグループ=ユニオン単位で指示を出して行く、指示はユニオンリーダーが5個程度の選択肢を挙げ、選択肢の内容にはリーダーの性格も入ってくる
プレイヤーは時には倍以上の数の敵軍団とユニオンのぶつけ方を考えて戦わねばならない


▽キャラビルド(装備品について)
軍団バトルRPGである故、管理するキャラ数は30人近くなる為、基本は主人公しか装備の変更はできない
主人公が良い物を手に入れた時、仲間が欲しい物であれば要求してきたりする、仲間に渡すとそれは仲間の所持品となり、プレイヤーは触れなくなる
仲間は自分の装備を強化する素材を戦闘終了時に分け前として要求する、それと各自の所持金からやりくりして勝手に装備を強化していってくれる


▽キャラビルド(成長について)
サガ方式、戦闘中に技を閃いたり戦闘終了時に力が1ずつ上がっていく
ただしサガよりランダム性はなく、ランダムに見えて武器、技、魔法の使い込みにてかなり厳密にパラメータとスキルは成長していく
各スキルレベルなどからキャラのクラスも変わっていき、それにより技への補正が掛かったりリーダーとしての『クセ』が変わってくる


▽バランス(バトルランクについて)
当作にレベルという物はなく、敵の強さはプレイヤーのバトルランクにて管理される
フィールドごとにバトルランクで出てくる敵がある程度設定されており、
格上と戦うとバトルランクは上がっていき、格下と戦えば経験値は殆ど入らない
経験値というかパラメータ、スキル熟練度など諸々影響する、装備の強化度も多分殆ど増えない


▽良い所
・PS4版はUE4で作り直したお陰でグラがジャギらなくなってる、モーションとかは一部除き当時のままだが、そこはスクウェア、当時からモーションキャプチャなどしっかりやっていて今やっても違和感は少ない、これはラストレムナント入門に最も適したパッケージだ

・育成の自由度
装備を自由に変更できる主人公以外でも技と魔法のどちらを鍛えるかで全く性格が変わってくる、魔法グループを今回作りたいから数合わせとして汎用的なこいつも魔法を鍛えよう、という事も検討に入ってくる
もちろん脳筋もいるが、それはそれでアイテムを使うかどうかでかなり変わってくる、スキルを封印可能となったPC版からはかなり自由に特化させる事が可能となった

・軍団戦
シンプルに軍団戦の『上手く行かなさ』というのは楽しい、Xbox360で言われていた不満は規模の大きさからのロードと描画周りのストレスに半分くらい集約されており(イメージ)、軍団戦自体は当時から完成されていた、だから変なファンが付いている

・世界の空気
FF12好きな人はなんとなく通じると思うのだが、亜人が市民権を得ている賑やかな多人種ファンタジーというのはハマる人にはハマる

FF12と同じくラッシュ君は世間知らずで無礼な男でダヴィッド様に勝手に握手するとか「行こうぜダヴィッド!」とか背中叩いたりとか特に序盤は酷く、お付きにマジで投げ飛ばされたりする、いやヴァン君はひねくれてるだけで常識はあった気がしてきた

とはいえ、真面目に衛星国として冷遇されている国主とそれを気にせずぶち抜こうとするラッシュ君の噛み合わなさは割としっかりしている、サイドクエストやってると話を忘れそうになるのを除けばシナリオはまともだ


▽悪い所
・PS4版独自の悪い所で、アサルトアシッドとボルテックブレスの攻撃範囲が威力据え置きで全フィールドとなっている点、前者はこっちが使う場合の良い所にもなるが、後者を使う敵に当たった場合は適正レベルであろうが常に全滅事故の脅威に晒される事となる、高難易度では完全にバランスが崩壊してるので敵のAPを消滅させる特定スキルが前提となったりするらしい
まあ元々高難易度はぶっ壊れてたようなんだが

・育成の不自由な点
途中で加入するメンバーがバトルランクに影響されず、固定値で加入する事から、
サイドクエストをやり込めばやり込むだけ後から入るキャラクターは弱くなる、
そしてバトルランクの適正よりも弱いキャラクターを使おうとした場合、レベル上げは苦難の道となり、事実上死んでるキャラも居る、育成の自由は序盤に加入するキャラに限定される

・説明が不自由すぎる
パーティー編成で最初に陣形を選ぶのだが、『陣形』の存在は当時から説明書に存在しない
そして陣形によってグループ内の各キャラへ補正がかかる内訳は今も表示されないし、
陣形レベルが上がるには各キャラの隠しパラメータを参照するし
派生陣形覚えてるのに派生陣形の条件どころか存在すら後から確認できなかったり陣形周りは結構酷い

あと各キャラが素材を欲しがるのだが、素材がどこで手に入るかを参照する手段はない、というか手に入る手段が無い段階で言ってくるケースが多い、この辺は攻略サイト頼りになる

下記の取り返しのつかない要素もそうだが全体的に殴りつけて教えてくるゲームだ

・取り返しのつかない要素が多すぎる
メインシナリオは早いペースで進んでいく癖に時限のサイドクエストが死ぬほど多いし長い、サイドクエストやるかどうかでプレイ時間は普通に50時間以上変わる(移動時間が短くなった今作でも!)
キャラビルドも方向性を間違えると取り返しが付かないか、修正に膨大な時間がかかるケースが多い、積み上げた物でクラスが決まり、それを変えるには今までの時間以上を積み直す必要がある

プレイ日記を見てみると大体はアルティマニア全部暗記してますみたいなプレイヤーが今回の育成プランはこうなので今日はここまでプラン通り完璧に進めましたみたいな内容が多く「お前、何週目なんだ」みたいな内容も多い

この辺を奥が深いと捉えるか、融通が利かないと捉えるかで見方も変わってくるだろう、逆に何も考えずにやると何週かしてもやる事がまだある、シナリオの分岐は基本的に無い


▽総評として
単純に『キャラを鍛える』のが好きな人にはお勧めできる、Wikiとにらみ合い、どのキャラをどの段階まで前線で使うか、装備はどこまで鍛えられるか、どの加入キャラと入れ替えるか、その時のユニオン編成は、とデータを元に戦うベースはしっかりできている、データを投げ捨てるとちょっと戦闘に癖があるストレートな人情系ファンタジーJRPGとなる

その育てたユニオンが全滅してそれを救出しながら他のユニオンで壁となる、壁の横からサイドアタックを狙って仕掛けてリーダーの必殺技をぶち込んで逆転するなど、戦場の状況に応じて悲喜こもごもが展開される
この水際のギリギリをRPGでできる最大規模にした物がラストレムナントであり、それは今の所ユニークな物である、今日に至るまでラストレムナント2は出ていないし、FF12を12人でやるようなゲームも出ていない



Outward
>Skyrimに戦闘DarkSouls風にするModと凍死キャンプと飲食とファストトラベル禁止入れて
>手動セーブ禁止にして死んだらそのまま続くMod入れて
>それ用にバランスリビルトして新大陸へ、くらいの雰囲気で始めると近いと思う

前回書いた概要、120時間くらいで全実績取って終わったが印象としてはそのままだった
やってる最中に公式日本語化が来たらしい、俺は有志翻訳でやってた
国内コミュニティで翻訳してるので当然ながらあまり翻訳に違和感はなかった

--- 2019/10/09追記
この墓場のようなブログにもOutwardを求めている人が若干居たので
末尾にModについて追記しました、ちょっと快適にしたりした


▽あらすじ
Auraiは部族の議会が支配する世界であった、部族は血統を重視しており、
主人公の血統は祖母のやらかしから多額の借金を抱えており、
それを解消しようと海へ出ていた主人公達が失敗する所から話は始まる

兄貴分と用心棒と共に命からがら村へ帰った主人公を待っていたのは村人の制裁だった、
船に乗っていた勇気ある隣人達はほぼ全員が死亡し、
部族に害を与えた血統である主人公が生き残った、奴は疫病神だ!

議会の一員であり、村を管理するリッサは村人を解散させ、主人公に伝える、
5日以内に150銀を用意するか、村人からの信頼を私に示しなさい、と

金を得るための海への遠征は失敗し、私は危険に溢れる『外』へ旅立たねばならない


▽システム
飲食と睡眠のサバイバル要素がある、
飲食についてはそこまでハードコアな減り方はしないのと、
中盤以降は飲食のバフがないとやってられなくなるので
普通に攻略するに当たって食い物に困る事はない、
ただし、長時間の睡眠が必要となる場合は食料と水がなければ危険域に達するだろう

睡眠については基本的に即死するので視界が悪い夜中は歩きたくないので、
危険域に達する事はほぼ無い、テントはどこでも張れるので出先でも心配する事はない、
この両者は非常に自然な形でシステムに取り込まれている

体温管理もある、雪国では低温、砂漠では主に高温で限度に達すると死ぬ
初期マップが一定期間経過で低温になるので中々初見殺し、
これを最も手軽に解消できるのは飲食のバフとなる、食事は全ての基本である
とはいえ食事だけで完全解消はできない、複数の要素を組み合わせて
対応するバランスになっている為、初週はゴロゴロ死ぬことになるだろう

死ぬと町かその辺に放り出される、
ダンジョン内で死ぬと大体入り口か最奥のどっちかに放り込まれる、
Modを入れない限り死亡によるセーブ削除は無い


▽戦闘について
基本は即死しやすいスタミナゲージの削り合いとなる、
敵の攻撃をガードしきってから1発入れると安定する、
一部両手武器で持って1発からの連携で一気にダウン取れるととても楽になる
自分がダウンすると軽装はほぼ死ぬ、これはスタミナゲージ関係なくダウンする

魔法、弓、銃もあるが、魔法は『触媒』の管理が死ぬほど面倒だったり
クールダウンが異常に重かったりする、弓はボスにはちょっと非力、
銃はフリントロック、つまり火縄銃なので戦闘中に詰め直すのはほぼ不可能

自分で設置できる罠が2種類ある、これは威力も申し分ないし
触媒も現地調達できるので誘導ができる現場では無敵と言って良い

敵が大体2体セットで出てくるので、序盤は弓で削り切ってから開始とかが無難だろう


▽キャラビルド
8つの職業があり、3つまで極める事が可能、それ以外も触りは覚えられる
とはいえクイックスロットが8個しかないので
アクティブスキルを増やすのは慎重になる必要があったりはする

3週して脳筋、魔法戦士、銃罠使いといった感じで進めたが、
両手武器で一発ぶん殴って押し切る戦法が大体通用したので脳筋の方が楽だと思った、
魔法はアイテム管理必要だったり事故りやすそうだったりで割に合わない気がした
(なので純魔を止めて脳筋魔法戦士になった)

銃は複数持てば非常に強力だったが、ユニークボス相手となるとちょっと厳しい、
罠を使った方が効率が良い場面も多かったが、
脳筋のお供として弓の代わりに持つのも可能だ、というか弓が意外と重量的に厳しい


▽マップについて
オープンワールドの癖にファストトラベルがイベント以外無い

広さは速度上昇装備付けてスタミナ回復手段を用意して
敵無視してダッシュしてエリア間の走破5分10分と言った所、それが4マップ
ここから、重装備だと移動が非常にしんどい事になる

ダンジョンは規模違いでそこそこある、
マップに描いてないダンジョンはあまり深くない事が多い、
死んだら知らないダンジョンの中で外に出ても分かんねえ...ってなる事も多い


▽シナリオ分岐について
派閥による分岐がある、青の議会、英雄王国、神聖教会と言った感じで
選んだ派閥によって『事態』への関わり方が変わっていく
つまりコアイベントは収束するので、3週目はちょっと辛いかもしれない、
宗教ルートが独自色強かったので最後にすると気が楽かもだが、
問題の宗教ルートが一番面白かった気もする

基本ゲームオーバーはないのだが、
クエストは会話によって生き残る人間が変わるし時間制限によりガンガン失敗する、
場合によっては特定の家が持てなくなったりする、
慣れない内にクエストを受けて失敗するとダメージが大きいので
地域の歩き方が分かってからクエストを受けたい所だが、
クエストの受注選択肢などは存在しないので発生したら諦めて挑んでほしい


▽感想(悪い所)
・移動でプレイ時間が長くなるので重装備が死んでた
・クールダウン長すぎで殆どアクティブスキルが死んでる
・キャラビルドがクイックスロット数に制限されすぎ
・2週目のアイテム引継ぎがほぼゲームクリアできる段階で到達する場所にあったりする
・外部サイト見ないとキャラビルドの検討が厳しい
 (が、アクティブスキルのシナジーはスロット数に制限されてあまり影響はない)
・一部の両手武器持っちゃうと戦闘が単調にはなる


▽感想(良い所)
・シナリオがかなり容赦ない感じでまとも、2週目までは楽しめる
・プレイ知識の蓄積による2週目の快適さがよくできている、
 1週目はちょくちょくいきなり折りに来るタイミングがあるんだが対応可能になる
・『死んでもそのまま続ける』感は良かった、ネトゲ的な単純な
 デスルーラとして活用できたりできなかったりと適度な不自由さとなってる
・武器クラフトは結構試行錯誤できて面白い、
 錬金と料理のクラフトは材料消えちゃうのでレシピないと無理


▽感想(その他)
前評判だと英雄ではない一般人が頑張るタイプのハードコアRPGです、
といった内容が多かったんだが、チュートリアル的な部分が終わった瞬間
「盗賊の砦落としてこい、一人で」とか平気で言うし最終的に英雄にはなる、
非常にバランスの取れた中編サバイバルオープンワールドRPGであり、
それ系のMod入れたSkyrimをバランス良くした物、と言って誤解は無いと思う

正直3週もすると物足りない部分はあるんだが、
中編RPGとしてこれは限度だろうなといった感じがするし
ダンジョンを完全制覇するとなるともうちょい遊べる、
ボリュームとしては実績は置いといて3週クリア+マップ完全制覇で
作業的な時間も多く含んだ上で150時間くらいだろう、十分すぎる数字だ


▽実績ガイド
ヤバい実績としてはツァーリ防具セットと死亡無しクリアがある

ツァーリ素材は普通にやると1週1個、最大で5個くらいだが、それが最低11個必要になる、
パーフェクトプレイで作った装備と余った宝石を引き継いで3,4キャラ目で到達する内容だ

流石に作業的になりすぎて面倒だったので6個集めた時点で
CooP用の分割プレイでアイテム受け渡して別キャラに退避させて
セーブ消して作っては退避先から回収してまた作ってで3個揃えた
単純にアイテムDupeできると思ってたんだが、
同セッションに同じアイテムIDは存在できないようになってる感じだった

死亡無しクリアも同様に死んだらセーブ消してロールバックすれば
縛りプレイのような感覚で取得可能だった

セーブのロールバック方法は何回ロードしてもゲーム起動しなくなった時に
内部ファイル見たら何か履歴があったので何とかしてしまった、あまり知りたくなかった


--- 2019/10/09 追記ここから
▽Modding
大元としては英語Wikiのインストールページを参照、翻訳で誤魔化しながら見てください

大雑把に概要を解説する
Modのインストーラーは2種類あり、BepInExからPartialityを共存する用のラッパーがある
・BepInEx:更新されてる方
・Partiality:古い方だが、これでしか動かないModが多い、面倒ならこっちだけでも良いかも

BepInExはUnity性ゲームではよく使われるModLoaderなので日本語情報も探せば見つかる
Modの数的にBepInEx単体で使うのはほぼ無い、BepInExとPartialityのラッパーで動かすのが1回入れたら終わりで楽
Partialityは本体更新時に再インストールが必要のようだが、
今回Outwardの大型更新が来たのでバグフィクスが無ければしばらくは関係ないかも

Modその物はベセスダユーザーにはおなじみNexusで探す事となる
以下に私が入れていたものを紹介していく、
やらかしちゃったり流石にこれは過剰な縛りだろといった所を軽減して遊んでいました

MouseWheelZoom
マウスホイールでズームができるようになるが、
会話中にコントローラの右スティックが若干暴走するようになる(カメラが裏返ったりする)
普段コントローラでプレイしてたまに主人公の鳥を見たい時にズームしたりといった感じで使っていた

これはPartialityのMod

ResetBreakthroughPoint
職業を選ぶBreakthroughPointをF12を押したらリセットする
リセットというのは単純にBreakthroughPointを3に戻すので、
すでに取得したスキルがロールバックしたりはしない、チート系だがうっかり取る気のないスキルを取っちゃったので泣く泣く導入した

これはBepInExのModだったかもしれない

LinkedStashLink
持ち家の宝箱の中身をリンクさせるMod、途中導入でもOK
周回プレイしてて走り回ってるとこれは時間かかるだけの無駄な縛りじゃないかと思ったので導入

これもPartialityのMod

Hide HUD
初期設定HでHUD UIを全部非表示するMod、ハードコア用途かスクリーンショット用に

これもPartialityMod、もうPartialityだけ導入すればいい気がしてきたな

VanillaFX - Reshade Preset
ちょっと世界の雰囲気を変える系の奴、SkyrimでENB入れてた人はどうぞ

これは直接展開する系なのでPartialityもいらない

・その他のMod
私は入れてなかったが、正直「死んでる」アクティブスキルのクールダウンを調整したり
クイックスロットをFF14とかでよくある切替式のクロスホットバー方式にしたり
ゲームプレイの幅を広げるタイプのオーバーホールModもある

Modを入れたら実績が取れなくなるなどはないので、
各人のゲームバランスとの付き合い方によって調整してほしい、
何か導入上手く行かないなと思ったらSteam側でゲームファイルの整合性選んでリセットしてね
◇DaysGone
一月かけてプラチナまで取った、
Division2やりながらとはいえ100時間は超えた気がする


▽シナリオ
ほぼ全世界同時のアウトブレイクから2年後、
世界は大半の人口を失いつつ、感染者のフリーカーに怯えつつも
そこそこたくましくキャンプに身を寄せつつ生き延びていた、
アメリカにおいては幹線道路は様式美的に廃車で埋まっており、
そこから流れ者は大抵バイクで行動しており、彼らはドリフターと呼ばれていた

ドリフターである主人公ディーコンは、
アウトブレイク当日に医療キャンプへ向かうヘリに妻を乗せた結果彼女を失っており、
なかば「やけ」になりながら相棒のブーザーと共に賞金稼ぎとして活動していた

そんなある日ディーコンは空を飛ぶヘリを目撃する事になる、
妻を乗せたヘリと同じものを、そしてあの日妻を任せた男を


▽勢力(登場人物)
流れ者のバイカーことドリフター、陰謀論者キャンプ、女刑務所所長キャンプ、
シェリフっぽいキャンプ、破滅型宗教の皆様、
野党の皆様(たまにドリフターも混ざる)、
何故か未だヘリを運用している防疫組織、といった感じ


▽システム
基本は非常に一般的なオープンワールドアクションである
TheLastOfUsのようにステルスあり、ジャンクからのクラフトもあり、
若干のサバイバル要素もあり、キャラクターのレベルアップもあり、
任意で発動できるスローモが入るフォーカスモードも有りといった感じ

各種クエストは複数あるキャンプのいずれかに対応しており、
キャンプごとの信頼度とキャッシュが報酬となる、
そして信頼度が上がるとバイクのアップグレードや新しい銃器などが解禁される、
バイク向きのキャンプや銃器向けのキャンプといった特色もある

シナリオはキャラごとにサイドシナリオのツリーが可視化されており、
複数のツリーを進めていく形となるが、ツリーを進める順番はほぼ固定となる
ノンリニアに見せかけて実は結構リニアな構造なんだが、
シナリオ自体はそう悪い物でもないのであまり印象は悪くなかった、
というか俺は元々TLoUみたいにリニアな奴で、攻略方法にだけ幅ができた物を想定していた


▽バランス
ノーマルでやった場合、カジュアルなサバイバル物として調整されている、
弾以外は基本的に沸きなおすので詰む事は殆ど考えられない、
何か足りなくなったなってなったら適当に大きい集落を2,3回れば困らない程度にはなる

基本的にフリーカー(ゾンビ)は数で押してくるタイプ、
村で発砲すると10匹以上きちゃうからできれば鈍器で殴りたい
序盤は石投げて横からステルスキルが多かった

野盗を始めとする人間の皆さんは銃器を持ってるので
石投げて横からナイフで刺すなどが良いが
人間はめちゃくちゃ包帯の材料持ってるので
別に撃たれるの前提でガンガン進んじゃっても良い

中盤以降になると多彩な爆発物や3種類まで持てる銃器、
クロスボウに裏切りボルトにしか見えない混乱ボルトが増えたり
オプションが増えていく事になる、
弾をケチらなければフリーカーの大群以外では困る事はない


▽フリーカーの大群
DaysGone名物の天災、WorldWarZの映画版を見た人にはアレで通用すると思う
結構な密度でフリーカーの巣穴が配置されており、
その近くをバイクで通りがかると中から50~300匹くらい出てくる、夜は外を出歩いてる

AIの関係で一匹にでも見つかるとほぼ全員走ってくるのでステルスは結構厳しい、
あと昼間は遮蔽物がない洞窟にいるのが大半なのでそこも先制取ったら即見つかるになりがち
つまりディーコンVSフリーカー100人の真っ向勝負となる、
基本はトラップを使う話だがトラップは死ぬほど作成コスト高いので
スタミナ任せで走ったりバイクで逃げたりで相手を「延ばした」後に順次撃破していく形が楽

逆にスタミナがなかったり徒歩で急にぶつかっちゃったりした場合は死ぬ、
終盤だろうが捕まるとイベント処理が走ってもう死ぬ


▽バイク
今作のヒロインのバイクちゃんである、
ディーコンは常にバイクちゃんと行動を共にし、傷の手当てをしたりご飯を上げたりする
ディーコンのご飯はいらない

ファストトラベルとセーブがバイクちゃんに縛られる為、
バイクちゃんから離れる事はゲーム終了まで基本的に一切無い、
一仕事終えてバイクちゃんの元へ帰るとたまに野盗がバイクちゃんを襲っている事があるので
その時は暴漢を始末する必要がある

バイクちゃんは初期はそこそこ固い動きだが、
アップグレードをかけるごとに速度や加速やハンドリングが細かくなる、
結構気の長いアップグレードを切られてる事もあり、
プレイヤーがバイクちゃんの操作に慣れたころに上級者向けになっていく、この辺のバランスは良かった


▽感想(バイク)
バイクの為にデザインされたゲームといった感じがある、
バイクで走るにあたってのゲーム的な障害物を除いたストレスは非常に少ない
スタミナがリアルスケールな為か、マップは基本的に狭く、
ファストトラベル後にバイクで直線距離を走る分に1kmを超える事の方が少ない

短い距離の中でも家を見つけたらクラフト事情に迫られて
ちょっと見ていくという風に任意のイベントが多く、
短い距離をバイクを乗り降りするにあたっても
アクセルターンを決めて発進したりとかなり小回りが利く、
このビークルを使ってるのにストレスが無いゲームというのは結構少ない


▽感想(武器について)
武器は選べない、敵はAKのパチモンしか落とさないし、
敵が落とした銃を拾ってもガンロッカーには登録されずに持ち替えたら終わり、
新しい銃を店で買って登録しようと思っても信頼度はかなり大雑把に切られているので
かなり遠い道のりになる上、ショットガンばっかり増える為、
序盤に手に入るアサルトライフルでずっと戦うとかになりがちだ、
サバイバルだし単射の銃使えって事かと思っていたんだが、そっちもそんなに手に入る訳でもない
序盤で品質が真ん中のアサルトライフルが妙に早く買えて、
その後は終盤のイベントで手に入るアサルトライフルが初の上位ARだった、
後はクリアまで後生大事に持っていた、武器は選べない

ステルスが重要となるのでクロスボウが良いかと思っていたんだが、
クロスボウのボルト追加はかなり後ろの方に集中していて若干微妙だ
クロスボウのスキルを全部取ったら素のボルトがかなり信頼できるようになってきて
野盗全部クロスボウとナイフで始末したりもできた、
これは最新で最高のダリル・ディクソンごっこゲームだ


▽感想(雰囲気)
前回ちょっと書いたんだがシナリオツリーが分かれている割に
ツリーAの1話が終わったらツリーB1話とC1話がアンロックされるみたいな感じで
シナリオ選択の自由度がほとんど無い上に横っ飛びする、
テンションの上下が激しいし話の連続性が追い辛くなっている

中盤からは慣れてくるので淡々と消化する事になり、
終盤はキャンプの話が絞られるのでリニアになっていき難易度も上がっていく、
そして今までふらふらとキャンプを飛び回っていた為各人物の掘り下げ自体はできてくる

つまり各人物の掘り下げを重視している、相棒ブーザーが顕著ではあるが、
各キャンプの主要人物ごとにツリーがある為、
最終的に洋ドラみたいなドラマをやりたかったんだろうなといった感じがある

アクション映画的な主人公の快進撃ではなく、
洋ドラ的な主人公を含めた人間ドラマに真面目に取り組んできたのは評価される所だと思われる
序盤はそれに気付かずに進みが鈍く目的もはっきりしないその日暮らしをさせられる為、
スタートは若干弱い、プレイヤーはまずディーコンを理解したいと思うんだが
ディーコンの語りは横っ飛びの最後のZルートの位置にあるので一番進捗が鈍い所だ

他にも洋ドラ方式にも良い所はある、サイドクエストの度の会話の肉付けだ
クエストの説明の語りに各キャラの個性が強めに出てくる、
クエストの説明を受けた担当はぶっ殺せと言ってくる一方で
終わった後キャンプのボスからなんで殺したとか無線で問い詰められたりする、
そしてディーコンはそれに対してそこそこなあなあになるように勝手に誤魔化してくれる

流れのバイカーで知人に対してはそこそこ義理を持った対応をするディーコンと、
序盤の自分の話だとブチ切れまくりなディーコンをある程度理解するには結構な根気が必要となる、
作り手としてはそれを伝える為には丁寧なボリューム作りが必要だったわけで、
それがクリアと同時にプラチナ取れるくらい計画的にやってたとはいえ1か月かかった理由だろう
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